お役立ちコラム
連続強盗事件のターゲットはアンケート名簿から。独居老人を守るには。
連続強盗事件で注目されている「強盗をしかける対象リスト」。
闇名簿と報道されるが、普通に名簿屋で売られている名簿だという。
注意ポイント!
・資料請求のアンケートに細かいことを書くな。
・独居老人には、手分けして交代で毎日連絡すること。
例えば高額商品購入者は全国で20万件分あり、何をいくらで買ったのかという情報を、男女別、地域別、年齢層別、などカテゴリー分けした名簿が売られているという。
名簿には。住所、氏名、年齢、職業、生年月日、電話番号。携帯番号、勤め先や役職、年収の情報などが書かれており、ここからアポ電で話すシナリオトークが作れるという。
名簿情報の出どころは、悪徳の訪問販売会社やリフォーム会社の従業員が小遣い稼ぎに売ったりすることが多いが、高級な介護付きシニア向けマンションの資料請求アンケートに資産情報を書くのが一般化したことで、犯罪集団が資料送付代行会社に人を派遣して手に入れている、といううわさも流れてくる。
対策を考えてみよう。
名簿はすでに出回っているので高齢者が自分でできる防衛策を教えるしかない。
不審な営業電話にベラベラ自分の情報をしゃべらるな、と注意することも大事だが、それだけでは効果が薄い。
独居老人には周りの人が交互に電話して話し相手になってあげること、交代で顔を出すこと。
寂しいからだれかれ構わず話してしまうのだから、とにかく高齢者を寂しくさせないことだ。
毎日、安心して話せる相手がいることで、初めて不審電話を疑うようになる。
それで対象名簿から少しだけ距離を置くことができる。