お役立ちコラム

フォートナイト、制裁金710億円。「いじめられるリスク」を認定

世界で4億人超の利用者を持つ人気ゲーム「フォートナイト」を運営する米エピックゲームズが「児童オンラインプライバシー保護法」に違反したなどとして、合計で約710億円の制裁金が果たされた。

金額に目が行きがちだが、注意を必要とする2つの罰が含まれている。

・保護者の同意を得ずに13歳未満の利用者の個人情報をデフォルトで収集した罰。
児童らがいじめや自殺などのリスクにさらされたとして、児童向けのプライバシー保護法違反。

消費者を欺く紛らわしいボタンの配置で、利用者が意図せぬアイテム購入で課金した詐欺まがいの行為に対する罰。利用者が承認していない支払いに対し、消費者へ返金命令

ネットサービスは国境を越えて展開されるが、日本の事業者も他人事ではない。
・ユーザに外国人がいる場合、その外国人の国籍の法律で訴えられることがある。
・罰金等は当該国の価値観で決まるので、個人情報保護法で定められた罰金の数十倍になることもある。
・金銭的な損失だけではなく「迷惑をこうむった=いじめられた」という理由も賠償の対象になる。

ネットサービスを展開する際は、海外の動向にも慎重に気を配る必要があります。

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