繰り返し点検しなければ、どこがダメだったのか分かりません。

　以前からだめだったのか、今回だけがだめだったのか、別の何かが影響しているのか、そこが分からないと目先の対策が本当にそれでよかったのか、確信が持てません。

　事業活動と改善の日常活動は切り離せません。改善に関与する人は、パートアルバイト、派遣社員、一般従業員、課長、部長、役員そして社長まで組織の全員であって、内部監査はその機会の一部であり、組織活動のあらゆるところで改善は行われて行かなければなりません。

　内部監査で細かな些細なことを指摘すると、そんな枝葉末節なことより組織全体の改善に寄与する指摘してほしい、という要望が管理職から出されますが、個人情報漏えい事故は枝葉末節なところで発生しているので、細かなところにこそ、改善のヒントが含まれているものです。

小さな改善をコツコツと。
個人情報保護の考え方です。