お役立ちコラム
サイバーセキュリティ対策9か条 ⑧盗難・覗き見
内閣サイバーセキュリティセンターが公開している「インターネットの安全・安心ハンドブック」のサイバーセキュリティ対策9か条を9回に分けてご紹介します。詳しくは内閣サイバーセキュリティセンターのホームページをご覧ください。
⑧外出先では紛失・盗難・覗き見に注意しよう
勤務先や外出先でスマホやパソコンを使う際に、誰かにスマホやパソコンを覗き見られている、そう感じたことはありませんか?
友人知人と冗談の範囲で「何やってるの~?」と 1 回 2 回茶化すくらいならまだしもあまりに覗き見の頻度が高かったり、あるいは見知らぬ人に何も言わずにずっと横や後ろから覗き見られてたりしているようならば要注意です。
見られている内容が機密情報であったり、秘匿したい個人情報であったりする場合には、あなたの情報が漏れる心配があります。
「見られても大したことない情報しか自分のスマホやパソコンには保存してないよ」と心配しない人も多いかもしれませんが、覗き見している人はあなたの情報もさることながら、あなたがやりとりしている相手がターゲットかもしれません。
「ロックをかけてあるから大丈夫」と思っても、ロックを解除する方法がすでに相手の手に渡っている懸念もあります。例えば、相手に直接接触せず情報を入手する方法として、電車で座席に座っている人のスマホ操作を見て PINコードやパターンロック形状を盗む「ショルダーハッキング」、カフェなどのテーブルに放置されているスマホの画面に残る指の脂跡からパターンロックを見破る方法などがあります。飲食店などで席の確保にスマホなどを置き去りにする行為を時折見かけますが、紛失・盗難・覗き見、いずれの被害に遭ってもおかしくない非常に危険な行為です。
ついやってしまう、という人はすぐにやめてください。