お役立ちコラム

国際サイバー犯罪集団「ロックビット」摘発、メンバー2人を逮捕

英国家犯罪対策庁(NCA)は2024年2月20日(現地時間)、日米欧など約10カ国が参加する共同捜査で国際的なサイバー犯罪集団「ロックビット」を摘発したと発表した。ポーランドとウクライナで2人のメンバーを逮捕した。また米国司法省は、攻撃に関わったとしてさらに2人のロシア人に対する起訴状を公開した。

共同捜査はNCAが主導した。ロックビットが企業から盗んだ情報の暴露に使うリークサイトを掌握し、28台のサーバーを停止した。押収した資料から実体解明を進めていく。同集団に関連する200以上の暗号資産口座も凍結した。1000個以上の復号鍵を入手し、暗号化されたデータの回復を支援していくとしている。

ロックビットは2020年ごろから活動しており、同集団のランサムウエア(身代金要求型ウイルス)などにより世界で数十億ポンド規模の被害があったとされる。日本でも2023年7月に名古屋港が被害に遭いコンテナの搬入出が停止。2021年10月には徳島県のつるぎ町立半田病院で電子カルテや会計に関わるシステムがダウンし、新規患者の受け入れ停止などの被害が出た。

サイバー犯罪集団の今後の動向にも注意が必要です。

 

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