お役立ちコラム

不正サイトへのアクセス1年で7億件をブロック 前年から4割増

サイバーセキュリティサービスのカスペルスキーが、2023年に同社が検知、遮断した不正サイトに対するアクセスの状況を取りまとめた。前年から4割近い増加が見られたという。

サイバー攻撃、不正アクセス、偽メール受信防止対策など、インターネットを使う以上、悪意ある行為への備えが必要である。

同社によれば、フィッシング対策システムを通じて1年間に不正なウェブコンテンツに対するアクセス7億959万件をブロックしたが、前年の5億785万件から4割近い増加が見られた。

ブロック対象の偽サイトでは、「グローバルなインターネットポータル」を装うケースが16.5%ともっとも多い。「小規模なウェブサービス(14.7%)」「オンラインストア(12.2%)」「銀行(11.3%)」「宅配サービス(8.3%)」が続く。

悪意あるサイトでは、従来のサポート詐欺に見られる「偽警告」にとどまらず、偽のAIチャットボットなども利用し、正規のサポートサービスに見せかけて電話をかけさせようとしていた。またMacユーザーを狙ったサポート詐欺も確認されているとして注意を呼びかけている。

一方、メールトラフィックの分析状況を見ると、スパムメールが占める割合は45.6%だった。前年の48.6%から3ポイント減少している。

スパムメールの発信元を国別に見ると、「ロシア」が31.5%で最多。「米国」が11.3%、「中国」が11.0%で続いている。「日本」は3.6%で、前年の3.3%から微増した。

インターネットを使う以上、悪意ある行為への備えが必要である。

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