お役立ちコラム
2024/06/03
身内の犯罪にご注意。窃盗や不正アクセスで懲戒免職
岐阜県は、他職員の所有物を盗んだり、複数回にわたって不正アクセスを行った職員を懲戒免職にした。
職員2人や過去に勤務した所属部門の業務用ネットワークに対し31回にわたり不正にアクセスしていたことが判明。また、約1700件のファイルを取得し、自らが使用する業務用パソコンに複製。以前所属した部署の共有ドライブより取得した11件を含む369件のファイルを持ち帰り、自宅のパソコンに保存していた。
出勤していない日にもログインした記録があることに気づいた職員が、システム管理者に確認したことから問題が発覚した。
犯行動機は、自分が関心を持った職員の持ち物が欲しかったり、特定職員の個人情報が閲覧したくて不正アクセスをしたという。さらに被害職員が管理する公文書1件を無断で持ち出し、執務室外の空き机に隠していたが、話しかけてくることを期待して行為に及んでいた。
金銭を目的とした行為ではなく、情報の外部流出なども確認されていない。また被害職員からつきまといといった訴えなどもこれまでなかった。
同県では理監督責任として職員8人を厳重注意するとともに、あらためて綱紀粛正を図り、パスワードの適正管理など職員に対して周知を図ったとしている。