この仕事さえ終わらせればよいというときに限って事故は起きます。忙しかったり急いでいると「個人情報を保護する」という意識はどこかへ行ってしまい目の前の仕事を終わらせることに意識がいってしまいます。
個人情報保護のルールに不満を抱く理由は「忙しいのに個人情報保護の手順手続きが面倒だ」と感じている点です。漏えい事故を発生させる実感がわかないために、忙しいこと、面倒なことを理由に確認をおろそかにし、注意を払わずに仕事を進めてしまいがちです。
個人情報を扱う仕事はチームプレーにしましょう、というのは自分の手抜きがペアを組む人に迷惑をかけることを実体験させる目的もあります。個人情報を扱う仕事は、できてあたりまえ。失敗すれば大打撃、という仕事なので、毎日、自覚して仕事に臨む訓練が必要です。
その日の注意点を自分に自覚させるためには、その日に自分が取り組む個人情報保護の注意点をひとつあげて、それを言葉に出してつぶやくことが効果的です。注意力は、思っただけより口にだすことで意識に残ります。
まずはお試しあれ。