お役立ちコラム

ランサムウエア感染に備えデータ復旧確認を反復する。

ランサムウエアの被害が後を絶ちません。ランサムウエア被害からのデータ復旧訓練をしていますか?
2つの大きな問題を解消しておくために、訓練は欠かせませんよ。

IT機器のセキュリティ機能更新により、データ復旧手順が変わっていることに気づかない。復旧できない。

・同じネットワーク上にバックアップファイルを置いていたので、バックアップファイルごと感染して復旧できない。

バックアップの取得が十分でない場合や、それすら暗号化されてしまえば重大な事態に直面します。さらに、IT機器やOS等においてもセキュリティ確保の機能が強化され、意図しないアクセス権限の制限を受け、リカバリーに手間を要する事態も発生します。以下の点に注意しましょう。

1 IT機器のセキュリティ機能の進化を訓練で点検する。
セキュリティ―機能の改善に注意し、証明書のバックアップも行っておくことが重要になります。ついこの間まで読めていたファイルが、みずからのセキュリティー機能にガッチッリ守られ、読み込みに苦労する事態も発生します。必要なデータが回復できるか確認を定期的に行う理由になります。

2 バックアップ場所に潜むリスクをつぶしておく。
常時ネットワーク上、同一のアクセス権限の管理体下の仕組みにはリスクがあります。同一管理下で全ての情報資源にアクセスできるなら、バックアップファイルも被害にあう可能性が高くなります。こうした危険性を認識したうえで、自らの情報を自ら復旧できるようにデータのリカバリーテストを反復して行いましょう。確認を反復する。これが様々な変化に対応するための最大の防御手段です。

ランサムウエアによる暗号化からの復旧期間とそのための金額は、相当な負担を事業者に強います。対策費を投じないことが、かえって大きな損失に繋がる事態は、今や当たり前です。経営者は、健全な事業推進の為の重要な費用と認識し、個人データの保護や安全な環境整備に力を注がなければなりません。

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