お役立ちコラム
2022/11/15
病院の５０％以上、セキュリティー対策がわからない
医療機関に対するサイバーセキュリティの啓発団体である医療ISACが、加盟病院を対象として２０２２年２月に行ったアンケート調査で(1144病院が回答）、９０％以上の病院がサイバー攻撃の脅威を実感しているが、一方で５０％以上の病院が年間セキュリティ予算が５００万円以下で、セキュリティの専任の人材は常駐しておらず、結果として何をしたらよいかわからない、という実態が明らかになったと報告しています。
このような回答は想定していましたが、現実は厳しい～。
さらに、医療機関の周辺サービス会社を入り口に不正アクセスを受けている問題も生じています。各病院から依頼を受けた配食数などを管理する給食提供サービスシステムがありますが、これも医療センターのネットワークと接続し電子カルテシステムにアクセスする仕組みになっています。診療停止に追い込まれた病院ではこの給食サービスを狙われ侵入されされた形跡があったとも報告されています。
サプライチェーンは製造メーカだけではないので、どこかのシステムと接続して仕事をしている場合は、せめて各自がお使いのパソコンのOSやアプリのアップデートは欠かさずにお願いします。
