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よく見られるセキュリティ構成ミスは? – 米当局がランキング

よく見られるセキュリティ構成ミスは? – 米当局がランキング
米当局は、大規模組織でよく見られるセキュリティ上のネットワーク構成ミスのランキングを発表した。

■システムの管理をアウトソースしている企業は、アウトソース先に確認(質問)することをお勧めします。
■従業者に対してはソフトウェア(アプリケーション)の更新の徹底を強く指示することをお勧めします。

この発表は、米国家安全保障局(NSA)とサイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)が共同でアドバイザリをリリースし、注意を呼びかけたもので、脆弱性の探索やインシデント対応などの活動と評価を通じて、よく見られるネットワークの構成ミスについて上位10件をピックアップした。

これら構成ミスについては、成熟したサイバー検疫体制を持つ企業を含め、多くの大規模組織における傾向を示していると指摘。ネットワーク防護における負担を減らすためにも、ソフトウェアメーカーが「セキュリティバイデザイン」の原則を実装する重要性を訴えた。あわせて構成ミスに対する緩和策を示しており、攻撃者によって悪用されるリスクを低減するため、対策を講じるよう求めている。今回発表されたランキングは以下のとおり。

1位:デフォルト構成でソフトウェアやアプリケーションを利用する
2位:ユーザー権限と管理者権限の不適切な分離
3位:不十分な内部ネットワークの監視
4位:ネットワークセグメンテーションの欠如
5位:粗末なパッチ管理
6位:システムアクセス制御のバイパス
7位:脆弱あるいは構成ミスによる多要素認証(MFA)の利用
8位:ネットワーク共有、サービスに対する不十分なアクセス制御リスト
9位:貧弱な認証情報の検疫管理
10位:無制限のコード実行

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