お役立ちコラム
問題はいつどこで発生するか分かりません。特に業務カイゼンのテーマは注意が必要。全員が知っておく必要があります。
個人情報を利用する業務は、組織や顧客の要望に沿って変化し,あるいは法改正による個人情報保護の義務内容の変更、取引先からの要求変更、サプライチェーンの業務プロセス変更などによって影響を受けます。
コロナのように、同じことをしている取引であっても想定外の急激な市場変化の影響を受けて、卸業が直販に切り替えたり、扱い品目の変更により不慣れな市場、初めての顧客と取引することもたびたび発生します。「とりあえず」テレワークの導入も含め、多面的な環境変化に準備不足のまま対応するため、検討不足のまま、誰かが何かをカイゼンする必要があります。
いつからそうなったのか?
会社は事業環境に合わせて走りながらカイゼンを進めますので、情報共有に気を配らないと部署内の人から「いつからそうなったの?」という質問が頻発することになります。特に個人情報保護にまつわる業務でそのような質問がでたら、個人情報保護は危機に陥っている自覚を持ってください。
カイゼンの旗振り役は、そのカイゼンが手を動かすスタッフ一人一人が、それぞれ自分にどう影響するのか、自分の口で5W1Hで説明ができるまで情報共有してください。
何がおきているのか理解しないで仕事を進めていたら、個人情報漏えいに繋がります。
問題はいつどこで発生するか分かりません。改善のテーマは全員が知っておく必要があります。