お役立ちコラム
2022/10/31
中小企業の3割以上はセキュリティ基本ソフトが未整備。
中小企業のセキュリティ意識が低いことは日本でも問題として議論されているが、これは世界共通の問題のようだ。
イスラエルの大手セキュリティソフト会社の調査によると、「多くの中小企業は基本的なセキュリティ製品を導入していない」と言う。ウイルス対策ソフトなど「エンドポイントプロテクション」と呼ばれる製品群は「最も整備が進んだシンガポールでも70%の導入」「最低のドイツでは62%」という結果だった。最も進んでいるシンガポールでも3割が未整備で、セキュリティの守りに大きな穴が開いている、という結果だった。
セキュリティソフト会社の調査なので、「危機」を強調する結果を発表する傾向は差し引いて考えるにしても、サプライチェーンを通じて産業社会全体が緊密につながって、脆弱なポイントから攻撃者が侵入してくることを考えると、3割も大穴が開いているというのは確かに危険極まりない。
まずセキュリティーソフトが正しく導入されているか、最新のウイルス検知のためにチェックパターンを更新しているか、自社のパソコンなどを急いで確認しましょう。