お役立ちコラム

メール本文のリンク先を誤設定し個人情報が流出。だれも確認せず。

2024年3月31日に岐阜県の「ぎふマリッジサポートセンター」が送信したメールで、メール本文内で指定したリンクが、誤って従業員結婚支援団体の名簿ファイルを直接設定したため、個人情報が流出したことが発覚した。
委託先の日本イベント企画が従業員結婚支援団体307件にメールマガジンを送信した際に、本文に誤ったリンクを記載したもの。受信者から指摘を受けて停止するまでの丸1日、各団体の担当者301人に関する氏名やメールアドレス192件が閲覧可能であった。

課題
・一斉メール送信の安全管理に関係者全員が無関心
・無関心であるから、送信前も送信後も点検確認をおこなわない。
・事業所全体の個人情報に対する安全管理が未実施

深層原因
メールに記載したリンク先の正誤確認は標準的な点検項目だが、メール点検が未実施だということは、事業所全体が個人情報保護法で定められた「個人情報保護の安全管理措置」がおこなわれていないことを示唆している。

「今後はメール送信時の確認を徹底します」ではなく、委託元、委託先ともに、事業所全体で「個人情報保護の4つ安全管理措置の実施」を確実に運用する場抜本的な見直しをしなければ、個人情報の安全は保てない。(k)

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