お役立ちコラム
2024/03/28
個人情報含む動画を誤公開。動画のチェックは見逃しが多い。
埼玉県の県立特別支援学校で、生徒の個人情報を含む動画がインターネット上で閲覧できる漏えい事故があった。
動画の投稿前チェックは、動画そのものの動きにとらわれ、動画に含まれる個人情報チェックは見落されることが多い。多くは外部からの指摘で発覚し、漏えい事故として報告を要する大きな問題になってしまう。動画チェックは複数の眼で複数の視点で見ること。特に個人情報に関する場合は、個人情報チェック係を任命してチェックさせるのが有効である。
今回の事故の原因は、同校の職員が学校生活の写真を用いて作った動画を保護者に限定して公開しようとしたところ、外部からも閲覧できる設定にしたもの。
このような場合、保護者限定で個人情報アリの投稿であったので、個人情報チェック担当者は、非公開情報が外部漏洩していないかまで追う必要がある。
動画投稿は公開までにいくつかの関所を設けて、事前に取り決めたルールに従っているか、それぞれ複数の眼で確認する必要がある。