積水ハウスは、ウェブサイトがサイバー攻撃を受け、判明した個人情報約29万人分の個人情報漏洩し、さらに54万人分の情報も漏えいした可能性があると発表した。

流出したデータにはパスワードも含まれており、他サービスで使いまわしている場合は変更するよう呼びかけている。

発覚の経緯
同社の会員サイト「積水ハウス Netオーナーズクラブ」が侵害されたもの。5月21日にサーバの運営受託事業者よりアクセス数が急増し、高負荷の状況が続いていると報告を受け、調査を行ったところ情報流出が判明した。

原因
2008年から2011年に実施した同サイトのフォトギャラリーで使用したページのセキュリティ設定に不備が存在。データベースより情報を窃取された。

被害
顧客10万8331人に関するログインIDやパスワード、メールアドレスが被害にあい、くわえて46万4053人についても流出したおそれがある。また同社グループの従業員や協力会社のスタッフなど18万3590人分のメールアドレスや同社システムのログインパスワードなどが流出。他に7万2194人についても流出の可能性がある。

対応
同社では5月23日午前にウェブサイトの運用を停止。個人情報保護委員会へ報告し、警察にも相談している。顧客に対しても順次報告し、パスワードを他所で使い回している場合は変更するよう呼びかける。