お役立ちコラム

「子どものデータ、特に注意必要」 個情委、塾に行政指導

大手中学受験塾「四谷大塚」の元講師が女子児童の盗撮容疑などで逮捕された事件で、個人情報保護委員会が行政指導をしたと公表した。
個人情報保護委員会によると、元講師は勤務先の校舎に通う小学生6人の写真や動画とともに、個人データを管理する業務システムで閲覧した6人分の氏名や生年月日、住所、所属小学校名、電話番号をSNSに投稿・漏洩(ろうえい)させていた
個人情報保護委員会は、子どものデータについて「子どもの『安全』を守る観点から特に取り扱いに注意が必要」だと指摘。児童の個人データ管理に不備があったとして、四谷大塚に個人情報保護法に基づく行政指導を行い、事業者らに安全管理の徹底するように指導した。

ここから学ぶこと

個人情報を扱うことの責任を従業者に教育し行動をしつけが必要だ。

今回の事件は盗撮という悪質な犯罪だが、何気ない会話の中で児童の個人情報を口にしないこと、という「しつけ」はできているだろうか。個人情報漏えい事故としてカウントされにくいが、他人に聞こえるように個人情報を会話していた、というクレームは常に上位にくる。「知ったことは他人に話したくなる」という「人の性質」対する指導であり、つい大きな声で話してしまうことを自重させるために「しつけ」が必要だとされるが、しつけが行き届いた好例が日本にはある。大手航空会社の客室乗務員を見て「よくしつけられている」と感じさせる、あの立ち居振る舞いが目で見える「しつけ」の成果である。
あそこまでできない、と言うことなかれ。どのぐらいなら、わが社の従業者に行き届かせることができるだろうか。

レベルを下げたぶんだけリスクは増す。

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