事故から学ぶ

約1.5万件の案内ハガキで住所と宛名が不一致のまま投函

事故概要

業種 不動産
発生時期 2023/12/4
漏えい人数 15743
事故概要

不動産事業を手がける大和リビングが送付した案内状の一部で、住所に対し別人の氏名を印字するミスがあった。
同社は、12月4日より電気配給サービスにおける電源調達調整費用の導入について案内するハガキを順次発送したが、宛先の住所に別人の氏名を印字して投函したもの。ハガキを受け取った顧客から問い合わせがあり判明した。
別人の氏名が印字されて送付したのは1万5743件、宛名の誤りで宛先不明で戻ったものを除いても、5195件が誤った宛名に届いた可能性があるという。
同社では、対象となる顧客に経緯を説明するとともに謝罪を行い、あらためて案内の書面を送付する。個人情報保護委員会への報告を行うとしている。原因については触れていない。

引用元 大和リビング

■ 事故原因

事故の原因はチェックリストの下記項目が該当すると推察します。

印刷データのセットミス

チェックリストにある要求ルール:

個人データを利用してDMや一斉メールを送る時には、住所・氏名の組み合わせを全データ確認すること。

 

■ 推奨対策

対策:

個人データに情報を付加してDMや一斉メールを送る時には、氏名などの個人情報に対して正しい組み合わせが設定されたか、プログラム等を作成して確認すること。

具体例:

EXCELを利用している場合は、オリジナルデータと印字データをマッチングさせるマクロやプログラムを作成し、不一致がないか確認すること。マクロや簡易プログラムも作成できない場合は、自社で行わず外部委託し、突合結果の整合性担保を行うこと

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