お役立ちコラム
ググって最上位に表示されると信用性が高い?定説は通用しません。
「検索エンジンを利用して最上位に表示されるサイトは信用性が高い」と言われてきましたが、その有効性が危うくなった、ということがこの報道のポイントです。
「JR東日本の切符予約サービス『えきねっと』のフィッシングサイト(偽サイト)がグーグルの検索結果ページのトップに表示される事態」が確認されました。「警察は検索結果ページにおいて偽サイトが一番上に表示されることがあるとして、ツイッターを通じて注意喚起を出した」との報道されました。
👉チェック!
①フィッシングサイトは表示されるタイミングが微妙に遅い。いつもと違う動きがないかチェック。
②URLのドメイン(住所)が海外なので、カード情報入力時にはドメインチェック。
③最初にクレジットカード情報の入力を求めてくるサイトは、とにかくページから抜ける。
「えきねっと」のような利用者数の多いサイトでも、一人一人は毎日使うわけではないので、検索サイトで呼び出してアクセスする利用者も多くいます。このような単発利用では最上位に表示されるサイトを何気なく選択して利用しますが、この利用者の心理に目をつけて、難易度が高いと言われていた表示順を変えるハッキングを通して偽サイトに呼び込んでいたようです。
検索エンジン側が広告収入と連動させるため、意図的に商品やサービスの表示順を変えるのは消費者も知っていますが、ハッキングサイトが上位に来るのであれば、検索エンジン側にも早急な対策が求められます。
お金を支払うサイトを訪問したら、横断歩道を渡るのと同じように一度立ち止まって安全を確認しください。