お役立ちコラム

若手はメールのBCCに不慣れ?御社の若手は大丈夫ですか?

誤送信相次ぐ和歌山県庁が、メール送信に関する緊急研修を実施。

 県によると、今年度に個人情報が漏れた事案は12日現在で15件(494人分)。2021年度の14件をすでに上回り、記録が残る13年度以降では最多となっている。

 15件の内訳でもっとも多かったのが、メールアドレス設定・送信のミスの8件で、いずれもアドレスが他の受信者に見えないBCC欄ではなく、ほかの受信者に見えるTO欄などを使用したケースだった。
 
 県の検証によると、ベテランよりも若手職員にメール操作の知識が不足しているという。BCC設定の必要性を認識していないケースもみられた。県の担当者は「若手はSNSになじんでいて、メールにあまり慣れていないのではないか」と話した。

 県は、17日から全職員を対象とした異例の緊急研修をはじめた。個人情報の取り扱いや、BCCに関するルールなどの動画2本を見て、リポートを提出させる。

 ミスが起きにくいようにシステムの改修も進める。パソコン起動時に注意喚起のメッセージが流れる運用を14日から開始した。メールを送信しても相手には数分後に届くようにし、その数分間であれば送信を取り消せる機能も年度内に追加するという。

ご入会のお手続きはこちら

会費のお支払い方法は、クレジットカード払いと口座振替の2種類お選びいただけます。 (会費のお支払方法により、入会手続きが異なります。) 詳しくは、「ご入会の流れについて」をご確認ください。