お役立ちコラム
ゴミ箱を見れば、会社の社員力、人間力が分かる。
ゴミ箱を見れば、会社の社員力、人間力が分かる。
- 情報セキュリティの審査員はゴミ箱を見る。
- 来訪者の目につくのは、机の整理整頓とごみの捨て方。ゴミ箱は目立ちます。
- ゴミ箱の中が乱雑だと、じわじわと良くない状況になる
ゴミの捨てかたなど、習ったことがない!という言い訳をさせない会社にしましょう。
仕事中にいろいろな形でメモを取りますが、役目を終えたメモをそのままごみ箱に捨てていませんか。
仕事中に個人情報を含む情報を書いたメモは、会社が管理すべき個人データに該当します。会社にある顧客リストをもとに訪問予定先の社名、住所、電話番号は、たとえ私物のノートやメモに書いたら、法律と社内規則に従った対応が必要です。
たかがメモと考えがちですが、法律の整理では「散在情報」と呼ばれ,「データ処理」を行い得る段階に整理されていない個人情報(個人データ)のことを指します。
社員の意識では単なるメモでも、不要になった個人情報が書いてあるメモは、シュレッダをかけて粉砕処理する義務があります。
ゴミ箱と手書きメモの捨て方は、記事の表題と3つの黒丸がポイントです。
個人情報が書いてあるメモをそのままごみ箱に捨てるというのは、社員の情報管理意識が低い証拠と捉えて、捨て方教育を徹底しましょう。
ゴミの捨てかたなど、習ったことがない!とは言わせないように社員に周知を徹底しましょう。
ゴミ箱にそのまま捨ててしまう動作は、電話やパソコンで得た情報メモをそのままゴミ箱に捨ててしまう。もしくはズボンのポケットやファイルに挟んで無くしまうケースが報告されています。
さらに、捨てたはずの個人情報が拡散した例では、ごみ収集を依頼している清掃事業者が、廊下を移動中にごみ袋からメモを落し他社の人に拾われることがあります。委託業者がトラックで運搬中にゴミ袋ごと落下させて飛散させた例も報道されています。どちらもシュレッダで粉砕処理をしていれば最悪の事態は防げました。
委託業者が個人情報を漏えいさせても、委託元であるあなたの会社と捨てた本人の責任です。
仕事の責任を全うするために、単なるメモでも規則通りシュレッダにかけて処理をしましょう。
法律で定められた個人情報が記載された書類等のごみの捨て方。
8-5 物理的安全管理措置 |
(4)個人データの削除 および機器、電子媒 体等の廃棄 (個人データが記載された書類等を廃棄する方法の例) |
・焼却、溶解、適切なシュレッダによる粉砕処理等の復元が不可能な手段を採用する。 |
確認 個人データを削除したことを、責任のある立場の者が確認する。 |