お役立ちコラム
2024/01/04
不正送金被害が5倍と過去最悪 -年始もフィッシング攻撃に警戒を
2023年に確認された不正送金の被害が11月末時点で80億円を超えた。被害件数、被害額のいずれも前年の約5倍へと大きく跳ね上がり、数年分にあたる被害がわずか11カ月で発生している。
![20231227_np_002.jpg](https://www.security-next.com/images/2312/20231227_np_002.jpg)
警察庁によると、2023年11月末時点における不正送金被害は5147件、被害額は前年度の5倍、80億1000万円に達し、フィッシング攻撃へ注意するよう呼びかけている。
・2022年の1136件、15億2000万円であり、過去最悪の状況。
・金額ベースで、2017年から2022年までの6年間に発生した75億3000万円を上回る規模。
・件数ベースで、2019年から2022年までの4年間に発生した5326件に匹敵する被害が11か月で発生。
金融機関を装ったフィッシングサイトへ誘導する不正メールが急増しており、年始もメガバングなどをかたるフィッシング攻撃に警戒するよう呼びかけている。