お役立ちコラム

労働基準監督署が個人情報含む表計算ファイルをメールで誤送信

苫小牧労働基準監督署で被災労働者の個人情報含む表計算ファイルを誤送信した。

2024年4月8日に災害防止団体22団体へ災害発生状況をメールで送信する際、労働者が労働災害などで死亡や休業した際に事業者より報告された「労働者死傷病報告」もとに作成した表計算ファイルを誤って添付し送信するミスがあった。

あわせて1894件の個人情報が記載されており、氏名、生年月日、事業場名などが含まれる。また被災労働者が所属する事業場の名称、所在地、代表者氏名などの情報も含まれる。

【発覚】
メールの受信者から指摘があり問題が判明した。指摘があるまで送信側は誤りに気づかなかった。

【対応】
・送信先の団体へメールの削除を依頼
・さらに電話で連絡しメールが削除されたことを確認
・また表計算ファイルに掲載されていた関係者に対して個別に連絡を取っている。

【今後の対策】

・外部に業務データを提供する際に表計算ファイルによる提供を原則禁止
・例外として、必要に応じて都度、所属長の許可を得ることとした。
・添付ファイルの資料に個人情報が入ったファイルが含まれていないか複数で確認する
・メール送信時の作業手順について見直し、マニュアルに誤送信防止を追記
・アップデートされたマニュアルをもとに研修を実施する

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