事故から学ぶ

厚労省の委託者、違反でメール誤送信。千名以上の個人情報漏えい

事故概要

業種
発生時期 2023/6/25
漏えい人数 1106
事故概要

厚生労働省で受託者(学校法人大原学園)がルール違反でメール誤送信をおこし、個人情報を漏えいさせた。

1.事案の概要
令和3年6月25日(金)に、セキュリティが確保されていないインターネット上のファイル共有サービス(クラウド)にアクセス可能なURLが記載し、当該クラウドには、受講生名簿(氏名・生年月日・住所・電話番号が記載。)1,106名分が保存されていた。
これにより、メール誤送付による情報漏えいと併せて、同年4月23日(金)以降、名簿をクラウドにおいて不適切な管理をしていた状況が判明した。

引用元 厚労省

■ 事故原因

事故の原因はチェックリストの下記項目が該当すると推察します。

発生原因
・委託事業で禁止されていたクラウドで名簿を管理していたこと。
・メールの送信時の確認が不十分であったこと。

チェックリストにある要求ルール:

無許可のクラウドに個人情報してはならない

メール送信時は誤送信防止注意事項を遵守すること

■ 推奨対策

対策:

再発防止策
・メールの送受信およびクラウド利用時の留意事項手順書を作成し、
社内および関係者に周知・徹底した。
・従業員に対するセキュリティ教育計画を策定し、セキュリティ教育
を実施する。

・厚生労働省は、当該受託者に対して個人情報の適切な取り扱いと再
発防止の徹底を図るよう注意指導する
・情報セキュリティに関する監査を実施する。

具体例:

対応した内容
・受託者は、メール誤送信先の研修申込者に謝罪。
・当該メールが受託者の依頼により削除された。
・当該情報が二次利用されていないことを確認した。
・受託者は、名簿に記載のあった1,106名に対して謝罪した。

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