事故から学ぶ

メール覗き見職員、PWなど推測して不正アクセス

事故概要

業種 地方自治体
発生時期 2022/3-2023/1
漏えい人数 271
事故概要

奈良県宇陀市は、庁内システムに不正アクセスし、他職員のメールを閲覧していた市民環境部の職員の懲戒処分を行った。勤務時間中に同市職員271人になりすまして庁内システムへ不正にログインし、メールを閲覧していた。
1月7日に所属する上司が共有パソコンを立ち上げたところ、デスクトップに見覚えのないファイルが存在することに気づいたことから、問題が発覚したという。

引用元 SN

■ 事故原因

事故の原因はチェックリストの下記項目が該当すると推察します。

各職員に割り振られたパスワードは初期設定から変更すること。

チェックリストにある要求ルール:

初期設定のパスワードは推測可能な場合があるので、変更して利用すること。

メールに限らずシステムにログインできることで、各種情報が漏えいするリスクがある。

■ 推奨対策

対策:

不正アクセスを行った職員は「興味本位でアクセスした」と動機を話している。同職員に対し停職の懲戒処分を行い、当時や現在の上司4人を厳重注意とした。

具体例:

警察へ相談するとともに、全職員のパスワードを変更。セキュリティ意識の強化に向けて研修を実施するなど、セキュリティ対策に取り組むとしている

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