事故から学ぶ

児童49人分の個人情報紛失 名古屋市立小2校で

事故概要

業種 行政の職員
発生時期 2022/5/26
漏えい人数 49
事故概要

名古屋市教育委員会は12日、市立小2校で児童計49人分の氏名や住所、電話番号などが書かれた「児童個票ファイル」を紛失したと発表した。1校21人分は見つかったが、残りの28人分は見つかっていない。「外部に出た可能性は低い」として警察へ紛失届は出していないという。

市教委によると、個人情報がなくなったのは船方小と大宝小。船方小は5月26日、1年生の1学級28人分が、施錠できる引き出しからなくなっているのに教諭が気付いた。大宝小は同24日、担任教諭が児童の机に置き忘れた1年生21人分のファイルを児童が持ち帰り、保護者が気づいて学校が回収した。

両校は6月15日に市教委に報告し、保護者への謝罪や連絡は7月11、12日になってからだった。市教委担当者は「公表が遅れたことは完全な不手際。個人情報の管理も徹底する」とした。

引用元 毎日新聞

■ 事故原因

事故の原因はチェックリストの下記項目が該当すると推察します。

(第20条)安全管理措置 作業ルールの徹底(電子機器を含む保管管理と情報漏えい防止、事務所内での紛失防止)

チェックリストにある要求ルール:

情報漏えい、盗難防止などの教育を定期的に実施していますか?
社内の整理整頓は徹底されていますか?
個人情報が記載されたを書類を、机の上に放置せず、書庫に保管し施錠するなど、漏えいを防止していますか?
事業所外で個人情報が記載された書類やPCなどを置いたまま、離籍していませんか?
個人情報を所定の保管庫から出し入れする際は、管理記録を個人名付きで記録していますか?また保管庫の施錠は2名以上で確認をしていますか?
許可を得ていないUSBなどの簡易型データ保存装置の、PCへの接続制限はかけていますか。
データが保存されているPCやファイルサーバから、USBなどにデータコピーが行われた場合、管理者に警告が出たり、ログが残るようにしていますか?
書類や書類の写しを勝手に持ち出せないように、教育の徹底と抜き打ち検査、書類保管場所の点検を不定期に実施していますか?
委託先にもまったく同じレベルで、個人情報の取扱い規則の周知徹底と監視監督をしていますか?
不正に持ち出した場合の罰則規定を設けていますか?

■ 推奨対策

対策:

個人情報保護法にある安全管理措置の重要管理ポイント違反で内部紛失は発生する。
ルールどおりのことがされたが見落としたというのであれば、慣れによる注意散漫と考えるべきで、それに応じた対策が必要となる。
PCや書類などの保管方法と当該書類を使用するときに発生するリスクが検知できないのは、危機意識がない証明でもある。毎回の施錠管理未実施も問題である。
持ち出しと返却の数量確認を行うのが常識であり、実施していないのであれば手抜きであり、職員も管理職もペナルティを負うべきである。

具体例:

多忙が理由で確認不足になるのはありがちないい訳である。しかし、それで個人情報を漏えいされたら困るので、重要管理ポイントという場面を作り、セルフチェックをさせるのが良い。ここでいうセルフチェックとは自らの仕事に自らコミットすることである。
書類は確実に戻した、PCは戻して管理表にチェックを入れた、というように管理ポイント毎に自分にコミットすることである。
各自がセルフコミットをすることが、組織全体として管理不全の解消になる。
セルフコミットには多忙だからスキップしたという言い訳ができない。あなた自身の仕事がいい加減である、という宣言につながるからである。

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