事故から学ぶ

個人情報記載の書類も…廃棄公文書をごみ収集車で搬送中に落とす 職員が捜索、道路脇や田んぼで11枚回収 福井県越前市

事故概要

業種 行政の職員
発生時期 2022/4/28
漏えい人数 11
事故概要

福井県越前市は4月28日、廃棄する公文書を焼却処分するため委託業者がごみ収集車で搬送した際、個人情報が記載された申請書を含む一部の文書を走行中に落としたと発表した。市職員が捜索し文書11枚を回収、落下分はほぼ回収できたとしている。情報流出などの被害は確認されていない。
越前市は、処分を武生環境保全(本社越前市)に委託。27日、越前市役所からエコクリーンセンター南越(同県南越前町)まで約10キロを搬送した際、処分確認のため後続車両に乗っていた市職員が文書が落ちているのを見つけた。職員らが28日までに走行経路を捜索し、道路脇や田んぼに落ちていた文書を回収した。
越前市によると、回収文書11枚のうち、6枚は氏名や住所、生年月日が記載された戸籍謄本・抄本の交付申請書、残る5枚は行政機関からのファクス文書だった。この日は戸籍関係の申請書約3千枚を含む文書約6・8トンを運搬していた。
収集車に積まれた文書の一部がコンテナの奥に入り込み、清掃点検口から外に落下したとみられる。廃棄文書の排出後もコンテナの奥には10枚程度が残っていた。
越前市人事・法制課は文書が大量に落下した可能性は低いとし、発見した場合の連絡を求めている。今後、落下の可能性がない構造の車両を使うなど対策に取り組むとした。

引用元 福井新聞社

■ 事故原因

事故の原因はチェックリストの下記項目が該当すると推察します。

(第20条)安全管理措置 作業ルールの徹底(廃棄・誤廃棄防止)

チェックリストにある要求ルール:

重要情報を廃棄する場合は、書類は細断したり、データは消去ツールを使ったりするなどのように、重要情報が読めなくなるような物理破壊処分をしていますか?
廃棄した記録を取っていますか?
破壊廃棄には立ち会っていますか?
廃棄対象外の書類や情報が混ざっていないか、台帳と照合するなどの方法で確認していますか?確認はダブルチェックしていますか?
委託先にもまったく同じレベルで、個人情報の取扱い規則の周知徹底と監視監督をしていますか?

■ 推奨対策

対策:

電子機器廃棄時の物理破壊は、保存していたデータ内容によっては絶対必須であり、ようやく指針がおいついてきたところである。物理破壊の程度は、PCに挿入装着できない状態にする程度で効果がある。
紙書類、CD,DVDはシュレッター破砕が必須である。
特に紙書類は貯めたらシュレッター作業が面倒になり、破砕せずに破棄するケースが目立つので毎月、あるいは毎回破砕する社内文化を作ること。

具体例:

・シュレッダーは最低月1回行う
・重要書類の廃棄は、貯めずに都度シュレッダーにより粉砕処理する
・シュレッダー中は、機械や対象書類の前から離れない。(たとえ上司に呼ばれても)
・電子機器は金槌で叩き壊すのが望ましい。これも貯めたら面倒なのでマメに行う必要がある。デスクトップは筐体が大きいが電子部品は取り外しやすいので、取り外して金槌で破砕してから専門業者に引き取らせると良い。USBなども同様に破砕すること

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