事故から学ぶ

不正アクセスによるメールアドレスの流出について(続報)公益社団法人 岡山県医師会

事故概要

業種 民間企業
発生時期 2022/4/5
漏えい人数 0
事故概要

本会ウェブサイトが 3 月 31 日、外部からの不正アクセスを受け、生涯教育申請の際に入
力して頂いておりましたメールアドレスの一部が流出したことが判明いたしました。改めて
詳しい経緯と対応を下記の通りご報告いたします。
なお、流出した皆様には、個別にお詫びとご説明をさせていただいております。
ご迷惑をお掛けし、深くお詫び申し上げます。

1.経緯
3 月 31 日 22 時 47 分から 51 分頃、サーバーの負荷が急激に上がった為、確認したところ、
サーバーに対して不正な命令が実行されていた。
2.流出した情報
生涯教育申請フォームに入力していただいたメールアドレス(最大 1,705 件)
3.発生の原因
一部システムの脆弱性を利用し、不正な命令を実行すると、生涯教育申請のデータベースに
アクセスすることが出来る状態になっていた。
4.対応
・データベースに対する一部システムの脆弱性を利用した不正な命令の実行を禁止しました。
・メールアドレスが流出した皆様へ個別にお詫びとご説明をいたしました。
5.会員の皆様へ
今回流出した情報は生涯教育単位の申請に用いられたメールアドレスのみの為、本会で登録
している会員の情報に影響はありません。なお、生涯教育の申請をしたことのある会員のメ
ールアドレスに関しましては流出したと考えられますので、対象の会員にはメールにて個別
にお詫びとご説明をさせていただいております。
今後、システムの見直しと改修を行い、再発防止に努めてまいります

引用元 公益社団法人 岡山県医師会

■ 事故原因

事故の原因はチェックリストの下記項目が該当すると推察します。

‘(第20条)安全管理措置 システム管理(不正アクセス防止)

チェックリストにある要求ルール:

システムに対する脅威や攻撃への防止策と監視体制を構築し、直ちに対抗策を構築していますか?
自社のシステムに対する新たな脅威や攻撃の手口を知り対策を社内共有し、対策行動の適格性と検証をする仕組みはできていますか?
常にOSや、アプリケーションソフトウェアを最新化して安全な状態にしていますか?
メールを介したウイルス感染防止として操作者教育と管理を徹底していますか
パソコンにウイルス対策ソフトを入れていますか?さらにウイルス定義ファイル(コンピュータウイルスを検出するためのデータベースファイル「パターンファイル」とも呼ばれる)を自動更新するなど、パソコンをウイルスから守るための対策を行っていますか?
ログインIDにメールアドレス以外のIDを用意していますか?
ログイン時に2段階認証、2要素認証が可能な場合は設定していますか?
システム開発のテスト環境でウイルスチェックや不正侵入を防ぐセキュリティが甘くなっていませんか?
委託先にもまったく同じレベルで、個人情報の取扱い規則の周知徹底と監視監督をしていますか?

■ 推奨対策

対策:

システムの脆弱性と思慮されるが、システムの運用環境は常に変化するため、昨日まで安全でも今日には漏えいする、という状況が発生する。最低でも日単位でセキュリティー動向の最新情報を把握するとともに、サーバ管理会社とも密接な連絡を取り、安全対策を最新化しておくことが必要である。

具体例:

セキュリティーシステムは「自社も必ず攻撃を受ける」という意識で毎日ニュースをチェックし、その対策を考えるべきである。インターネットを利用したサービス提供事業者ならば、社内にもセキュリティーのエキスパートを育成し、セキュリティー専門会社との組み合わせでサービス全体の安全管理措置を講じていく必要がある。業者任せにしてはいけない。分からないまま済ませてはいけない。ユーザ数の多いサイトは最新ハッキング手法を試す実験場になっており、対策が後手に回るリスクを抱えている。常に最新対策情報を自ら得る体制を整えておくべきであろう。

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