事故から学ぶ

(注意喚起)理化学研究所の部署名や職員名を騙る不審メールについて

事故概要

業種 民間企業
発生時期 2022/3/9
漏えい人数 0
事故概要

このたび、理化学研究所(理研)内の一部のパソコンがコンピュータウイルス「Emotet(エモテット)」に感染し、この影響で理研の部署名や職員名を騙ったメールが送信されていることがわかりました。
本件については埼玉県警察にも相談の上、対応しております。

理研の部署名や職員名を騙る下記(※)のような不審なメールが届いた場合、添付ファイルの閲覧や文中のURLをクリックするなどを行わないようお願いいたします。

不審なメールを受信された皆様、関係者の皆様に多大なご迷惑とご心配をおかけしたことを心よりお詫び申し上げます。

※不審なメールの例
差出人は理化学研究所職員を名乗っているが、メールアドレスは理研のものではない(理研職員のメールアドレスは ***@riken.jp という形式です。一部で他の形式も使われていることがあります)
パスワード付きのzipファイルを添付しているのに同じメール中にパスワードも併記している
またはMSオフィス製品形式のファイル(ワード、エクセル等)が添付されていて、本文中にて「コンテンツの有効化」ボタンをクリックするようにとの指示がある
本文には意味のある内容がほぼ無く、添付ファイルを開くよう誘う、あるいは過去に実際にやり取りされたメールの文章がそのまま貼り付けられているなど
メール本文中にURLが記載されていて、リンク先にPDF文書ファイルがあるように見える(実際にはここに攻撃者の用意した不正プログラムが置かれていることがある)など

引用元 理化学研究所

■ 事故原因

事故の原因はチェックリストの下記項目が該当すると推察します。

(第20条)安全管理措置 システム管理(不正アクセス防止)

チェックリストにある要求ルール:

システムに対する脅威や攻撃への防止策と監視体制を構築し、直ちに対抗策を構築していますか?
自社のシステムに対する新たな脅威や攻撃の手口を知り対策を社内共有し、対策行動の適格性と検証をする仕組みはできていますか?
常にOSや、アプリケーションソフトウェアを最新化して安全な状態にしていますか?
メールを介したウイルス感染防止として操作者教育と管理を徹底していますか
パソコンにウイルス対策ソフトを入れていますか?さらにウイルス定義ファイル(コンピュータウイルスを検出するためのデータベースファイル「パターンファイル」とも呼ばれる)を自動更新するなど、パソコンをウイルスから守るための対策を行っていますか?
ログインIDにメールアドレス以外のIDを用意していますか?
ログイン時に2段階認証、2要素認証が可能な場合は設定していますか?
システム開発のテスト環境でウイルスチェックや不正侵入を防ぐセキュリティが甘くなっていませんか?
委託先にもまったく同じレベルで、個人情報の取扱い規則の周知徹底と監視監督をしていますか?

■ 推奨対策

対策:

システムの脆弱性と思慮されるが、システムの運用環境は常に変化するため、昨日まで安全でも今日には漏えいする、という状況が発生する。最低でも日単位でセキュリティー動向の最新情報を把握するとともに、サーバ管理会社とも密接な連絡を取り、安全対策を最新化しておくことが必要である。

具体例:

セキュリティーシステムは「自社も必ず攻撃を受ける」という意識で毎日ニュースをチェックし、その対策を考えるべきである。インターネットを利用したサービス提供事業者ならば、社内にもセキュリティーのエキスパートを育成し、セキュリティー専門会社との組み合わせでサービス全体の安全管理措置を講じていく必要がある。業者任せにしてはいけない。分からないまま済ませてはいけない。ユーザ数の多いサイトは最新ハッキング手法を試す実験場になっており、対策が後手に回るリスクを抱えている。常に最新対策情報を自ら得る体制を整えておくべきであろう。

ご入会のお手続きはこちら

会費のお支払い方法は、クレジットカード払いと口座振替の2種類お選びいただけます。 (会費のお支払方法により、入会手続きが異なります。) 詳しくは、「ご入会の流れについて」をご確認ください。