事故から学ぶ

琉球大学Webサーバに不正アクセス、卒業生の個人情報が流出した可能性

事故概要

業種 行政の職員
発生時期 2022/2/28
漏えい人数 275
事故概要

国立大学法人琉球大学は2月28日、不正アクセスによる個人情報の漏えいについて発表した。

これは琉球大学工学部の教員が管理するWebサーバに第三者からの不正アクセスがあり、同サーバ内に保存された個人情報が漏えいした可能性が判明したというもの。

漏えいした可能性があるのは下記の情報。

・平成21年(2009)度から平成27(2015)年度に工学部に在籍した卒業生のうち275名分の氏名、学籍番号、研究室名、成績、レポート、インターンシップ先、指導教員名、3年次編入学関連情報(氏名、生年月日、学生番号、性別、出身校、認定単位)、大学メールアドレス(卒業時に無効)、電話番号、画像データ。(項目は個人により異なる)

・工学部教員12名分の氏名、メールアドレス。

同学では対象の卒業生に、書面で事実関係の説明と謝罪を行っている。

なお琉球大学では同日、琉球大学移転事業Webサイト改ざんについても発表している。

同学では今後、サーバ管理を強化するとともに、全職員に情報セキュリティの意識向上を図る研修と注意喚起を行い、再発防止策に取り組むとのこと。

引用元 SCAN NET

■ 事故原因

事故の原因はチェックリストの下記項目が該当すると推察します。

(第20条)安全管理措置 システム管理(不正アクセス防止)

チェックリストにある要求ルール:

システムに対する脅威や攻撃への防止策と監視体制を構築し、直ちに対抗策を構築していますか?
自社のシステムに対する新たな脅威や攻撃の手口を知り対策を社内共有し、対策行動の適格性と検証をする仕組みはできていますか?
常にOSや、アプリケーションソフトウェアを最新化して安全な状態にしていますか?
メールを介したウイルス感染防止として操作者教育と管理を徹底していますか
パソコンにウイルス対策ソフトを入れていますか?さらにウイルス定義ファイル(コンピュータウイルスを検出するためのデータベースファイル「パターンファイル」とも呼ばれる)を自動更新するなど、パソコンをウイルスから守るための対策を行っていますか?
ログインIDにメールアドレス以外のIDを用意していますか?
ログイン時に2段階認証、2要素認証が可能な場合は設定していますか?
システム開発のテスト環境でウイルスチェックや不正侵入を防ぐセキュリティが甘くなっていませんか?
委託先にもまったく同じレベルで、個人情報の取扱い規則の周知徹底と監視監督をしていますか?

■ 推奨対策

対策:

システムの脆弱性と思慮されるが、システムの運用環境は常に変化するため、昨日まで安全でも今日には漏えいする、という状況が発生する。最低でも日単位でセキュリティー動向の最新情報を把握するとともに、サーバ管理会社とも密接な連絡を取り、安全対策を最新化しておくことが必要である。

具体例:

セキュリティーシステムは「自社も必ず攻撃を受ける」という意識で毎日ニュースをチェックし、その対策を考えるべきである。インターネットを利用したサービス提供事業者ならば、社内にもセキュリティーのエキスパートを育成し、セキュリティー専門会社との組み合わせでサービス全体の安全管理措置を講じていく必要がある。業者任せにしてはいけない。分からないまま済ませてはいけない。ユーザ数の多いサイトは最新ハッキング手法を試す実験場になっており、対策が後手に回るリスクを抱えている。常に最新対策情報を自ら得る体制を整えておくべきであろう。

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