事故から学ぶ

【重要なお知らせ】不正アクセスによるお客様情報漏えいに関するご報告とお詫び 株式会社ジェック

事故概要

業種 民間企業
発生時期 2021/11/3
漏えい人数 20000
事故概要

2021年11月26日にお知らせしました弊社サーバの一部に対する外部からの不正アクセスについて、外部専門業者による調査が完了いたしました。
改めて、本件に関するこれまでの経緯並びに再発防止策について、下記のとおりご報告いたします。
なお、この度は、弊社のサービスをご利用のお客様及びご関係者様に多大なご迷惑とご心配をお掛けいたしましたこと、深くお詫び申し上げます。

1.経緯
2021年11月4日(木)朝、弊社社員が社内のストレージにアクセスできない状態になっており、ただちに弊社システム担当者が確認して不正アクセスが行われたことを確認しました。
調査の結果、11月3日(水)朝に何者かによる不正アクセスが行われており、ストレージ内に保管されていたお客様情報が漏えいしたと判断いたしました。
2.第三者に漏えいしたと判断したお客様情報
2019年6月から2021年11月上旬の期間に、弊社の一社研修及びコンサルティングを実施いただいたお客様について、以下の情報となります。
①お客様ご担当者の情報・・・会社名、氏名、住所、部署役職、電話番号、FAX番号、一部の方のメールアドレス
②研修ご受講者の情報・・・氏名、部署名など
③研修内で配布したテキストなど・・・会社名など
※弊社公開コースにご参加いただいたご受講者の情報は該当しません。
個人情報の数としては1)ご担当者様約1000名、2)ご受講者様約19000名、合計約2万名になります。
3.弊社の対応
1)お客様への対応
上記2.に該当するお客様について、個別にお詫びとご説明をさせていただいております。
現在のところ、お客様情報の不正利用等については確認されておりませんが、万一不審なメール、電話等がございましたら、大変お手数ですが末尾のお問い合わせ先までご一報いただきますようお願い申し上げます。
2)システム上の対応
①当該ストレージはネットワークから切り離し使用を停止し、現在は外部クラウドサービスにデータを移行して業務を行っております。サーバについては対策を施した上で復元し、対策後は更なる不正アクセスは確認されておりません。
②弊社サーバおよびクライアントPCに対して調査を行い、コンピュータウイルスの活動や不審な動きは確認されておりません。
3)行政機関への対応
弊社はプライバシーマーク取得企業であるため、同マーク認定団体である日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)へ11月4日(木)に第1報の報告、1月13日(木)に事故報告を行い、JIPDECを通じ個人情報保護委員会へ報告いたしております。また11月5日(金)に警察署へ被害届を出しております。
4.再発防止策
以下の再発防止策を実施・継続してまいります。
①不正アクセスを受けた当該ストレージの廃止およびデータの保管場所をセキュリティレベルの高い外部クラウドサービスに変更いたしました。
②セキュリティ機器に対しセキュリティサービスを追加拡張いたしました。今後もセキュリティ専門の第三者の支援を受け、継続的にセキュリティレベルを向上してまいります。
③個人情報やお客様情報のお取り扱い(取得の有無、保管期間や廃棄時期など)について見直してまいります。
④従業員に対し臨時の個人情報保護教育を実施いたしました。今後も年次教育やOJTを通じ、お客様情報の保護に対する重要性の意識向上に努めてまいります。
二度と同様の事態を発生させないよう、再発防止に向け、全社一丸となって取り組んでまいる所存でございます。

引用元 株式会社ジェック

■ 事故原因

事故の原因はチェックリストの下記項目が該当すると推察します。

(第20条)安全管理措置 システム管理(不正アクセス防止)

チェックリストにある要求ルール:

システムに対する脅威や攻撃への防止策と監視体制を構築し、直ちに対抗策を構築していますか?
自社のシステムに対する新たな脅威や攻撃の手口を知り対策を社内共有し、対策行動の適格性と検証をする仕組みはできていますか?
常にOSや、アプリケーションソフトウェアを最新化して安全な状態にしていますか?
メールを介したウイルス感染防止として操作者教育と管理を徹底していますか
パソコンにウイルス対策ソフトを入れていますか?さらにウイルス定義ファイル(コンピュータウイルスを検出するためのデータベースファイル「パターンファイル」とも呼ばれる)を自動更新するなど、パソコンをウイルスから守るための対策を行っていますか?
ログインIDにメールアドレス以外のIDを用意していますか?
ログイン時に2段階認証、2要素認証が可能な場合は設定していますか?
システム開発のテスト環境でウイルスチェックや不正侵入を防ぐセキュリティが甘くなっていませんか?
委託先にもまったく同じレベルで、個人情報の取扱い規則の周知徹底と監視監督をしていますか?

■ 推奨対策

対策:

システムの脆弱性と思慮されるが、システムの運用環境は常に変化するため、昨日まで安全でも今日には漏えいする、という状況が発生する。最低でも日単位でセキュリティー動向の最新情報を把握するとともに、サーバ管理会社とも密接な連絡を取り、安全対策を最新化しておくことが必要である。

具体例:

セキュリティーシステムは「自社も必ず攻撃を受ける」という意識で毎日ニュースをチェックし、その対策を考えるべきである。インターネットを利用したサービス提供事業者ならば、社内にもセキュリティーのエキスパートを育成し、セキュリティー専門会社との組み合わせでサービス全体の安全管理措置を講じていく必要がある。業者任せにしてはいけない。分からないまま済ませてはいけない。ユーザ数の多いサイトは最新ハッキング手法を試す実験場になっており、対策が後手に回るリスクを抱えている。常に最新対策情報を自ら得る体制を整えておくべきであろう。

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