事故から学ぶ

「鳥取県森林クラウドシステム」へのサイバー攻撃に関するご報告

事故概要

業種 行政の職員
発生時期 2021/12/13
漏えい人数 0
事故概要

「鳥取県森林クラウドシステム」へのサイバー攻撃に関するご報告
弊社が鳥取県からシステム保守管理を請け負う「鳥取県森林クラウドシステム」に対し、サイバー攻撃があったことが 2021 年 12 月 13 日に判明いたしました。
■サイバー攻撃による被害状況等
システムに格納されていた森林簿・森林計画図等の電子ファイルが破損(暗号化)。(※詳細な被害状況については、調査中。原本ファイルは別に保管しているため、復旧は可能。)
弊社では判明後直ちに、攻撃を受けた Web サーバーを停止、アクセスできない状態にした上で、被害状況や原因を把握するための調査を迅速に進めております。
関係者の皆様にご迷惑とご心配をおかけしておりますことをお詫び申し上げます。
なお、被害状況の把握、回復に向けた対応を進めておりますが、詳細については調査結果を踏まえて、改めてご報告申し上げます。

引用元 パシフィックコンサルタンツ株式会社

■ 事故原因

事故の原因はチェックリストの下記項目が該当すると推察します。

(第20条)安全管理措置 システム管理(不正アクセス防止)

チェックリストにある要求ルール:

システムに対する脅威や攻撃への防止策と監視体制を構築し、直ちに対抗策を構築していますか?
自社のシステムに対する新たな脅威や攻撃の手口を知り対策を社内共有し、対策行動の適格性と検証をする仕組みはできていますか?
常にOSや、アプリケーションソフトウェアを最新化して安全な状態にしていますか?
メールを介したウイルス感染防止として操作者教育と管理を徹底していますか
パソコンにウイルス対策ソフトを入れていますか?さらにウイルス定義ファイル(コンピュータウイルスを検出するためのデータベースファイル「パターンファイル」とも呼ばれる)を自動更新するなど、パソコンをウイルスから守るための対策を行っていますか?
ログインIDにメールアドレス以外のIDを用意していますか?
ログイン時に2段階認証、2要素認証が可能な場合は設定していますか?
システム開発のテスト環境でウイルスチェックや不正侵入を防ぐセキュリティが甘くなっていませんか?
委託先にもまったく同じレベルで、個人情報の取扱い規則の周知徹底と監視監督をしていますか?

■ 推奨対策

対策:

システムの脆弱性と思慮されるが、システムの運用環境は常に変化するため、昨日まで安全でも今日には漏えいする、という状況が発生する。最低でも日単位でセキュリティー動向の最新情報を把握するとともに、サーバ管理会社とも密接な連絡を取り、安全対策を最新化しておくことが必要である。

具体例:

セキュリティーシステムは「自社も必ず攻撃を受ける」という意識で毎日ニュースをチェックし、その対策を考えるべきである。インターネットを利用したサービス提供事業者ならば、社内にもセキュリティーのエキスパートを育成し、セキュリティー専門会社との組み合わせでサービス全体の安全管理措置を講じていく必要がある。業者任せにしてはいけない。分からないまま済ませてはいけない。ユーザ数の多いサイトは最新ハッキング手法を試す実験場になっており、対策が後手に回るリスクを抱えている。常に最新対策情報を自ら得る体制を整えておくべきであろう。

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