事故から学ぶ

個人情報6882件流出 サイト委託先、不正アクセス 杏林堂薬局

事故概要

業種 民間企業
発生時期 2021/11/12
漏えい人数 6882
事故概要

ドラッグストアの杏林堂薬局(浜松市中区)は12日までに、「杏林堂オンラインショップ」の運営委託先が不正アクセスを受け、顧客のクレジットカード情報322件、個人情報6882件が流出した可能性があると明らかにした。一部のクレジットカード情報は不正利用された可能性があるという。
同社によると、流出や不正利用の可能性があるのは3~8月に同オンラインショップでクレジットカード決済をした顧客のカード情報のほか、2011年3月~21年8月に同サイトを利用した顧客の氏名や住所、メールアドレスなど。
サイトの管理は、東芝テック(東京都)に委託して導入したジーアール(京都市)のシステムで運用していた。21年9月3日に同じシステムを使う他の事業者で流出した可能性が分かり、調査を経て判明した。
杏林堂薬局はオンラインショップを閉鎖し、対象の顧客には個別に連絡している。同社のポイントカードや他の通販サイトなどは別のシステムで運用しているために影響はないという。
同じシステムを使っていた企業としては、県内を含む1都14県でスーパーなどを展開するベイシア(群馬県)が約25万件の個人情報が流出した可能性があると発表している。

引用元 静岡新聞社

■ 事故原因

事故の原因はチェックリストの下記項目が該当すると推察します。

(第20条)安全管理措置 システム管理(不正アクセス防止)

チェックリストにある要求ルール:

システムに対する脅威や攻撃への防止策と監視体制を構築し、直ちに対抗策を構築していますか?
自社のシステムに対する新たな脅威や攻撃の手口を知り対策を社内共有し、対策行動の適格性と検証をする仕組みはできていますか?
常にOSや、アプリケーションソフトウェアを最新化して安全な状態にしていますか?
メールを介したウイルス感染防止として操作者教育と管理を徹底していますか?
パソコンにウイルス対策ソフトを入れていますか?さらにウイルス定義ファイル(コンピュータウイルスを検出するためのデータベースファイル「パターンファイル」とも呼ばれる)を自動更新するなど、パソコンをウイルスから守るための対策を行っていますか?
ログインIDにメールアドレス以外のIDを用意していますか?
ログイン時に2段階認証、2要素認証が可能な場合は設定していますか?
システム開発のテスト環境でウイルスチェックや不正侵入を防ぐセキュリティが甘くなっていませんか?
委託先にもまったく同じレベルで、個人情報の取扱い規則の周知徹底と監視監督をしていますか?

■ 推奨対策

対策:

システムの脆弱性と思慮されるが、システムの運用環境は常に変化するため、昨日まで安全でも今日には漏えいする、という状況が発生する。最低でも日単位でセキュリティー動向の最新情報を把握するとともに、サーバ管理会社とも密接な連絡を取り、安全対策を最新化しておくことが必要である。

具体例:

セキュリティーシステムは「自社も必ず攻撃を受ける」という意識で毎日ニュースをチェックし、その対策を考えるべきである。インターネットを利用したサービス提供事業者ならば、社内にもセキュリティーのエキスパートを育成し、セキュリティー専門会社との組み合わせでサービス全体の安全管理措置を講じていく必要がある。業者任せにしてはいけない。分からないまま済ませてはいけない。ユーザ数の多いサイトは最新ハッキング手法を試す実験場になっており、対策が後手に回るリスクを抱えている。常に最新対策情報を自ら得る体制を整えておくべきであろう。

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