事故から学ぶ

トラック荷台から飛散か、個人情報入り行政文書10枚を紛失 海上自衛隊

事故概要

業種 行政の職員
発生時期 2021/10/22
漏えい人数 49
事故概要

海上自衛隊舞鶴地方総監部(京都府舞鶴市)は22日、業務で移動中のトラックから隊員49人の個人情報を含む行政文書10枚を紛失したと発表した。
同総監部によると、部隊運営に関わる文書で、ひもで縛って荷台に積み、15日に京丹後市方面に移動した。住民から同日、「自衛隊の文書を拾った」との連絡があり、荷台を確認したところ、18枚の紛失に気付いたという。
隊員が移動経路を22日まで徒歩で探したが、10枚は発見できなかった。紛失した文書には隊員の氏名、年齢、職歴が記されていた。荷台を覆うほろの一部が閉まっておらず、風で飛散した可能性があるという。同総監部は「49人には状況を説明し、謝罪した。再発防止に努める」としている。

引用元 yahoo

■ 事故原因

事故の原因はチェックリストの下記項目が該当すると推察します。

(第20条)安全管理措置(第21条)従業者の監督作業ルールの徹底(紙データの紛失防止)

チェックリストにある要求ルール:

紙書類の持ち出し時はカバンに入れ、落下や風による飛散を防いでいますか。
紙書類の輸送や移動が伴う場合は、社外への落下防止、万一落下した時に書類が飛散散逸しないよう箱に入れて輸送をしていますか。
重要情報入ったカバンを持ち歩く必要がある場合は、肌身離さず持ち歩ることを見につくまで、徹底教育していますか?
個人情報が記載されたを書類を、机の上に放置せずに、書庫に保管し施錠するなど、紙データの紛失防止していますか?作業を中断した際は、机に放置せず、その都度保管庫に戻していますか?
外出先や自分の机以外の場所で作業をしたときは、確実にカバンに戻したことを確認していますか?この確認は一人で行うため、カバンに入れたこと、作業場所に何も残っていないことの2面で確認していますか?
個人情報を所定の保管庫から出し入れする際は、管理記録を個人名付きで記録していますか?また保管庫の施錠時には、内容確認を2名以上で実施していますか?
個人情報の持ち出しは、規定に沿って許可を得て行っていますか?”

■ 推奨対策

対策:

個人情報が含まれた紙の書類を屋外で落下飛散させ紛失させてしまう事故は珍しものではない。本件の直接の原因は社員が運搬手順を遵守しなかったことであり、社内の教育・管理が不十分だったと認識している、という会社の説明もあるが、溶解処理業者の責任は重い。

具体例:

運搬手順の再徹底、機密情報取扱いの再教育を再発防止策に上げているが、今までのやり方では不足である、という実態が露呈した事案なので、同じことを徹底します、というのでは少し踏み込みが足りないであろう。顧客のオフィスから回収車までの間、台車で運搬中に箱を落下させた、という原因なら、再教育ではなく落下飛散しない箱型の台車を用いて、その台車ごと回収車に積み込む、などの物理的な策が必要である。精神論と当事者の注意力だけに頼る安全管理策では事故はなくならない。

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