業種 | 行政の職員 |
発生時期 | 2020/12/31 |
漏えい人数 | 1 |
事故概要 | このたび、市職員7名による住民基本台帳システムの不正閲覧という事案が発生いたしましたことに関し、不正閲覧の対象となられた方に対し、大変なご心配とご迷惑をおかけいたしましたこと、心よりお詫び申し上げます。また、市民の皆様をはじめとする多くの方々に対し、市政への不信を抱かせてしまう結果となり、誠に申し訳ございませんでした。 市ではそのご指摘を受け、調査を行った結果、住民基本台帳システムにアクセス権限のある地域局の職員7名が、自身の業務に関係なく、その方の氏名や住所、世帯の情報について閲覧したことが判明したものの、その方がご指摘された情報漏洩についてはございませんでした。このことから、市では本件事案にかかる職員7名に対し訓告処分、また、管理監督責任を問い上司4名を厳重注意処分といたしました。 このたびは誠に申し訳ございませんでした。 |
引用元 | 横手市 |
事故の原因はチェックリストの下記項目が該当すると推察します。
(第20条)安全管理措置(私的利用の禁止・防止)
業務上知り得た個人情報を、私的に利用したり他人と共有しないように教育していますか?
興味本位で登録された他人の個人情報を不正に閲覧していませんか?閲覧記録が残せるようにしていますか?
私的流用、私的利用をした場合、厳罰に処する規定を設け従業者に対する教育を徹底していますか。
私的利用した場合、窃盗などの罪で警察に相談する旨の手順を整え、その手順を従業者にも告知することで、悪用の抑止することを実施していますか。
会社が貸与したPCやスマホの私的利用は禁止していますか?
テレワーク中に会社の指定回線以外への接続について、ウイルス感染リスクの講習を受けて対策を講じたうえで実施していますか?
委託先にもまったく同じレベルで、個人情報の取扱い規則の周知徹底と監視監督をしていますか?
従業者教育には、職場のモラルを高めるという重要な役割がある。その効果を高めるために、職場で孤立したり作業点検も行われず当人任せ、上司からも放置されていない環境を作ることも必要である。隣で何をしているかも確認されず、勝手なことをしていても誰からも牽制が入らなければ、今回のような悪用も許してしまう。
これは組織の問題なので当該本人を懲罰委員会にかけると同時に組織全体の管理方法と運営方法を作り直さなければならない。責任者は市長である。
再発防止に向けてチェック体制を強化する、ということと職場全体のモラルアップを図る、ということに乖離があるので、対策をもう少し踏み込んで考えるべきだろう。
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