事故から学ぶ

Webアンケートに関連する個人情報の漏洩について

事故概要

業種 民間企業
発生時期 2021/9/15
漏えい人数 79
事故概要

当社で開催したオンラインセミナー「アフターコロナでクラウドシフトが加速する!HPE Arubaのソリューションが役立つ理由」に関連して当社から参加者に9月16日にお送りしたメールで、WebアンケートのURLの記載に誤りがあり、回答を含めた回答者の個人情報が他の回答者から一定期間、閲覧可能な状態にありました。現在では、当該Webページは閲覧不可にしています。当社で開催したオンラインセミナー「アフターコロナでクラウドシフトが加速する!HPE Arubaのソリューションが役立つ理由」に関連して当社から参加者に9月16日にお送りしたメールで、WebアンケートのURLの記載に誤りがあり、回答を含めた回答者の個人情報が他の回答者から一定期間、閲覧可能な状態にありました。現在では、当該Webページは閲覧不可にしています。
該当するオンラインセミナーの参加者の皆さまには、多大なご迷惑とご心配をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。
このような事態を招いたことを受け止め、個人情報保護及び情報セキュリティの教育を徹底するとともに、情報管理体制の強化に努めてまいります。
1. 発生経緯
9月15日(水) 13:00~14:30
オンラインセミナー「アフターコロナでクラウドシフトが加速する!HPE Arubaのソリューションが役立つ理由」開催
9月16日(木) 16:18~
セミナー参加者79名にお礼のメールを送付
9月16日(木) 17:26
メールを受け取った一部の参加者から、他の参加者の回答が閲覧可能という指摘があり、URLの誤りを把握
9月16日(木) 17:29
当該サイトを閲覧不可にした
2. 原因
参加者へのメール連絡で、Webアンケートの回答用URLを案内すべきところ、誤って回答が参照できるURLを記載していました。
3. 漏洩の状況
回答者64名の氏名、会社名、メールアドレス、アンケートの回答内容、1名の住所が1時間11分の間、79名のセミナー参加者から閲覧できる状態となっていました。
対象となる参加者には、お詫びと経緯の説明をメールで個別に送付しました。
4. 再発防止策
個人情報保護及び情報セキュリティの教育を徹底するとともに、情報管理体制の強化に努めます。

引用元 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社

■ 事故原因

事故の原因はチェックリストの下記項目が該当すると推察します。

(第20条)安全管理措置 作業ルールの徹底(システム管理、社内限り公開の確認)

チェックリストにある要求ルール:

社内で使用するシステムが正常に作動しているか、毎日確認をし不審な動きがあればすぐに対応できる体制を整えていますか?
不審な動作に対し警告出る仕組みを導入していますか?
新しいパッチを適用したり、システムの改修を行ったときは、セキュリティー対策面からのテストと確認を実施していますか
システム改修後に再投入したデータに誤りが無いことを確認しましたか?
不要なデータが表示されることが無いか、全ページでテストを行いましたか?
ホームページの不正改ざんに備え、監視強化やセキュリティパッチの更新を実施していますか?
委託先にもまったく同じレベルで、個人情報の取扱い規則の周知徹底と監視監督をしていますか?アプリケーションやホームページの公開を正しく設定していますか。社内のPCからは公開、一般非公開の区別なく情報が見えてしまいます。必ず社外のPCから確認してください。

■ 推奨対策

対策:

作業ファイルを社内共有するシステムとWeb等に外部公開するシステムがあると発生させてしまう事故である。
・設定を誤り社内ファイルを外部公開して個人情報を漏えいさせた。
・社内限りファイル名と公開ファイル名が似ており、誤って社内限りファイルを外部公開し個人情報を漏えいさせた。
・公開期日前に社外公開ファイルをアップロードしてしまった。(混乱を招いた)
考えるだけだとありがちなミスだととらえらるが、ありがちな事故をいかに防ぐかが個人情報保護に求められる漏えい防止策である。今後は注意します、というはなしではない。
ウェブサイトを構築した際、あらかじめ想定していた機能が動くかどうかテストを行うことは一般的であるが、このような予期しない不具合の有無を確かめるため、脆弱性の検査、あえてユースケースとは異なる使い方がされた場合を想定するミスユースケーステストなどを行い、品質を確認する必要がある。
さらに、もともと閲覧権限が与えられている社内にあるPCで確認を続けている限り、システム異常は見つけにくい。システムテストの工夫が必要である。

具体例:

誰かに二重チェックを受ける、というのも有効な対策であるが、多忙な中で人の手を借りるのは気が引ける。それゆえセルフチェックが重要になる。セルフチェックとは自分自身のコミットである。自分のやった作業に対し自分がコミットする、という自覚をもってセルフチェックを実施していただきたい。

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