事故から学ぶ

465人分の個人情報記載名簿を一時紛失、男性教諭が発見し悪用されず

事故概要

業種 行政の職員
発生時期 2021/9/13
漏えい人数 465
事故概要

大阪府警中堺署は13日、管内に住む465人分の住所や氏名、電話番号などの個人情報を記載した居住者名簿を地域課の男性巡査(21)が一時紛失したと発表した。巡査は12日に紛失したが、堺市中区の中学校正門前の道路で同日、男性教諭(28)が見つけ、学校側から13日に署に連絡があった。個人情報の悪用は確認されていない。
署によると、名簿は詐欺事件などの捜査で押収した資料にあった名前などをまとめたもの。巡査は名簿を基に各世帯を回って防犯指導をしていた。12日午後、バインダーに挟んだ名簿を見ながら訪問先の住所を確認していたところ無線で指令があり、バイクで別の場所に移動。現場に到着後、再びバインダーを出そうとして紛失に気付いた。
教諭は12日午後に正門前で発見したが、同僚の所持品と思ってかばんに入れて帰宅し、13日に中学に持参。報道されている紛失名簿ではないかと同僚が指摘した。
中堺署の池上博一副署長は「多大な迷惑を掛け、おわび申し上げる。再発防止に努める」と発見前にコメントした。

引用元 Kyodo

■ 事故原因

事故の原因はチェックリストの下記項目が該当すると推察します。

(第20条)安全管理措置
(第21条)従業者の監督 作業ルールの徹底 (紙データの紛失防止)

チェックリストにある要求ルール:

紙書類の持ち出し時はカバンに入れ、落下や風による飛散を防いでいますか。
紙書類の輸送や移動が伴う場合は、落下防止、飛散・散逸しないようカバンやケースに入れて輸送をしていますか。
重要情報入ったカバンを持ち歩く必要がある場合は、肌身離さず持ち歩るくことを徹底教育していますか?
電車の網棚に載せたり、カバンを車内に放置して車から離れたりしていませんか?
個人情報が記載されたを書類を、机の上に放置せずに、書庫に保管し施錠するなど、紙データの紛失防止していますか?
作業を中断した際は、机に放置せず、その都度保管庫に戻していますか?
外出先や自分の机以外の場所で作業をしたときは、確実にカバンに戻したことを確認していますか?
出先でのカバンへの収納確認は一人で行うため、カバンに入れたこと、作業場所に何も残っていないことの2面で確認していますか?
個人情報を所定の保管庫から出し入れする際は、管理記録を個人名付きで記録していますか?また保管庫の施錠時には、内容確認を2名以上で実施していますか?
個人情報の持ち出しは、規定に沿って許可を得て行っていますか?
個人情報が記載された書類を第三者に見せたり、あるいは見える状態にしていませんか?
委託先にもまったく同じレベルで、個人情報の取扱い規則の周知徹底と監視監督をしていますか?

■ 推奨対策

対策:

気づいたときには紛失していた、というのが紛失である。
防止策は、紛失しそうな場面を想定し予防策を全員に考えさせることが第一歩になる。
ああしろ、こうしろ、では記憶に残らない。紛失防止策は自分で自分にコミットすることが必須である。なくしそうな紙書類は無くさないように頑張るのではなく、使わない、持ち出さないように自分の仕事の方法を変えることである。

具体例:

紛失事故がおきた場合は、組織の管理体制の不備という評価が下る。紛失防止に組織として何をすべきだったのか、これからなにをすべきかを全員で考えることである。考えなければ記憶に残らない。職場全体の紛失防止の意識の醸成教育を計って頂きたい。

ご入会のお手続きはこちら

会費のお支払い方法は、クレジットカード払いと口座振替の2種類お選びいただけます。 (会費のお支払方法により、入会手続きが異なります。) 詳しくは、「ご入会の流れについて」をご確認ください。