事故から学ぶ

弊社が運営する「婚姻届製作所」への不正アクセスによる クレジットカード情報流出に関するお詫びとお知らせ

事故概要

業種 民間企業
発生時期 2021/4/1
漏えい人数 1131
事故概要

このたび、弊社が運営する「婚姻届製作所」におきまして、第三者による不正アクセスを受け、お客様のクレジットカード情報(1,131 件)が流出した可能性があることが判明いたしました。
お客様をはじめ、関係者の皆様に多大なるご迷惑およびご心配をおかけする事態となりましたこと、深くお詫び申し上げます。なお、クレジットカード情報が流出した可能性のあるお客様には、本日より電子メールにて、お詫びとお知らせを個別にご連絡申し上げております。
弊社では、今回の事態を厳粛に受け止め、再発防止のための対策を講じてまいります。
お客様をはじめ関係者の皆様には、重ねてお詫びを申し上げますとともに、本件に関する概要につきまして、下記の通りご報告いたします。

1.経緯
2021 年 4 月 2 日一部のクレジットカード会社から、弊社サイトを利用したお客様のクレジットカード情報の流出懸念について連絡を受け、2021 年 4 月 2 日弊社が運営する「婚姻届製作所」でのカード決済を停止いたしました。同時に、第三者調査会社による調査も開始いたしました。2021 年 6 月 18 日、調査会社による調査が完了し、2020 年 12 月 13 日~2021 年 3 月 21 日の期間に「婚姻届製作所」で商品を購入されたお客様のクレジットカード情報が流出し、一部のお客様のクレジットカード情報が不正利用された可能性があることを確認いたしました。
以上の事実が確認できたため、本日の発表に至りました。
2.クレジットカード情報流出状況
(1)原因
弊社が運営する「婚姻届製作所」のシステムの一部の脆弱性をついたことによる第三者の不正アクセスが原因となります。弊社社内、またサーバーにはお客様のクレジットカード情報は保有しておらず、お客様がブラウザから入力した決済情報が不正ファイルに転送されるよう改ざんされておりました。
(2)クレジットカード情報流出の可能性があるお客様
2020 年 12 月 13 日~2021 年 3 月 21 日の期間中に「婚姻届製作所」においてクレジットカード決済をされたお客様 1,131 名で、流出した可能性のある情報は以下のとおりです。
・クレジットカード番号
・カード名義人名
・有効期限
・セキュリティコード
上記に該当する 1,131 名のお客様については、別途電子メールにて、個別にご連絡申し上げます。
3.お客様へのお願い
既に弊社では、クレジットカード会社と連携し、流出した可能性のあるクレジットカードによる取引のモニタリングを継続して実施し、不正利用の防止に努めております。
個別にご連絡を差し上げた 1,131 名のお客様におかれましては、誠に恐縮ではございますがクレジットカードのご利用明細書に身に覚えのない請求項目がないか、今一度ご確認をお願いいたします。万が一、身に覚えのない請求項目の記載があった場合は、お手数ですが同クレジットカードの裏面に記載のカード会社にお問い合わせいただきますよう、併せてお願い申し上げます。
なお、お客様がクレジットカードの差し替えをご希望される場合、カード再発行の手数料につきましてはお客様にご負担をお掛けしないよう、弊社よりクレジットカード会社に
依頼しております。
4.公表が遅れた経緯について
2021 年 4 月 2 日の流出懸念から今回のご案内に至るまでに、時間を要しましたことを深くお詫び申し上げます。
本来であれば疑いがある時点でお客様にご連絡し、注意を喚起するとともにお詫び申し上げるところではございましたが、決済代行会社およびカード会社等と協議する中で、不確定な情報の公開はいたずらに混乱を招き、お客様へのご迷惑を最小限に食い止める対応準備を整えてからの告知が不可欠であると判断し、発表は調査会社の調査結果、およびカード会社との連携を待ってから行うことに致しました。今回の発表までお時間をいただきましたこと、重ねてお詫び申し上げます。
5.再発防止策ならびに弊社が運営するサイトの再開について
弊社はこのたびの事態を厳粛に受け止め、調査結果を踏まえてシステムのセキュリティ対策および監視体制の強化を行い、再発防止を図ってまいります。
改修後の「婚姻届製作所」の再開日につきましては、決定次第、改めて Web サイト上にてお知らせいたします。
また、弊社は今回の不正アクセスについて、監督官庁である個人情報保護委員会には 2021年 7 月 6 日に報告済みであり、また、石川県金沢西警察署にも 2021 年 7 月 7 日被害申告しており、今後捜査にも全面的に協力してまいります。

引用元 株式会社ユナイテッド

■ 事故原因

事故の原因はチェックリストの下記項目が該当すると推察します。

(第20条)安全管理措置 システム管理(不正アクセス防止)

チェックリストにある要求ルール:

システムに対する脅威や攻撃への防止策と監視体制を構築し、直ちに対抗策を構築していますか?
自社のシステムに対する新たな脅威や攻撃の手口を知り対策を社内共有し、対策行動の適格性と検証をする仕組みはできていますか?
常にOSや、アプリケーションソフトウェアを最新化して安全な状態にしていますか?
メールを介したウイルス感染防止として操作者教育と管理を徹底していますか?
パソコンにウイルス対策ソフトを入れていますか?さらにウイルス定義ファイル(コンピュータウイルスを検出するためのデータベースファイル「パターンファイル」とも呼ばれる)を自動更新するなど、パソコンをウイルスから守るための対策を行っていますか?
ログインIDにメールアドレス以外のIDを用意していますか?
ログイン時に2段階認証、2要素認証が可能な場合は設定していますか?
システム開発のテスト環境でウイルスチェックや不正侵入を防ぐセキュリティが甘くなっていませんか?
委託先にもまったく同じレベルで、個人情報の取扱い規則の周知徹底と監視監督をしていますか?

■ 推奨対策

対策:

システムの脆弱性と思慮されるが、システムの運用環境は常に変化するため、昨日まで安全でも今日には漏えいする、という状況が発生する。最低でも日単位でセキュリティー動向の最新情報を把握するとともに、サーバ管理会社とも密接な連絡を取り、安全対策を最新化しておくことが必要である。

具体例:

セキュリティーシステムは「自社も必ず攻撃を受ける」という意識で毎日ニュースをチェックし、その対策を考えるべきである。インターネットを利用したサービス提供事業者ならば、社内にもセキュリティーのエキスパートを育成し、セキュリティー専門会社との組み合わせでサービス全体の安全管理措置を講じていく必要がある。業者任せにしてはいけない。分からないまま済ませてはいけない。ユーザ数の多いサイトは最新ハッキング手法を試す実験場になっており、対策が後手に回るリスクを抱えている。常に最新対策情報を自ら得る体制を整えておくべきであろう。

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