業種 | 地方自治体 |
発生時期 | 2021/5/19 |
漏えい人数 | 66 |
事故概要 | 令和3年5月24日 14時発表 |
引用元 | Security NEXT |
事故の原因はチェックリストの下記項目が該当すると推察します。
20-13(第20条)安全管理措置
(第21条)従業者の監督 作業ルールの徹底(郵送・宅配の誤送付防止)
個人情報を含む重要情報を出力、郵送送付や宅配をする場合、本当に送付する必要があるか、同封書類に誤りがないか、不要な情報が含まれていないか、送付先に誤りがないか作業者と確認者の二重で確認をしていますか。送付記録をつけていますか?
個人情報を同封する場合、封筒の宛名と同封書類の個人情報を突き合わせ、誤封入と誤送信を防止していますか?
個人情報を郵送する場合、書留などの追跡可能な郵便を利用していますか。
個人情報を郵送する場合、直接郵便窓口に持参するなど、郵便局への引き渡しを確実なものにしていますか?
圧着ハガキは裏面が剥がれにくい秘密保持に適したタイプを選択していますか?
委託先にもまったく同じレベルで、個人情報の取扱い規則の周知徹底と監視監督をしていますか?
間違えのある宛名シールの上に別の人の宛名シールを貼らないでください。はがすと前の人の宛名が見えることがあります。
根本原因は郵送データ作成保存時に、違うファイル名を付けて保存したことである。想定される事故ではあるが、具体的な事例があがることは珍しい。
ファイル名を間違って保存することへの対策はいくつか考えられるが、個人作業で発生するものであり、完全なダブルチェックは難しい。今回のケースでも施設入所者の名前と保存されたファイルの名前を確認することで、ファイル名の正否を確認しする、というルールへの実効性担保に疑問がある。しかし、事故が起きた以上、ダブルチェックの完全実施が必要である。各社はどう考えるであろうか。
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