業種 | 地方自治体 |
発生時期 | 2021/5/28 |
漏えい人数 | 0 |
事故概要 | 宇都宮市は3日、事業所に依頼した調査の回答先として誤って一般市民のファクス番号を記載し、市民宅に市役所宛てのファクスが234通届いていたと発表した。市民からの連絡を受け判明した。市は「個人情報の流出はない」としている。市市民税課によると、5月28日に市内外の事業所1238カ所に「給与支払報告書未提出事業所調査」の書類を発送し、郵送またはファクスで回答を求めたが、ファクス番号を誤って記載したという。 |
引用元 | 下野新聞 |
事故の原因はチェックリストの下記項目が該当すると推察します。
20-8(第20条)安全管理措置 パソコン利用教育(FAX誤送信防止)
そのFAX送信は本当に必要ですか?
FAX送信時には相手先電話番号を確認するなどのように、宛先の送信ミスを防ぐ仕組みを徹底していますか?
同報通信の登録先の変更確認や誤登録防止確認を定期的に行っていますか?
FAX送信書類に個人情報が含まれていませんか?余分な書類が混入していませんか?
FAX送信後に書類を回収しましたか?
委託先にもまったく同じレベルで、個人情報の取扱い規則の周知徹底と監視監督をしていますか?
FAXの送信先番号を記載ミスしたため、部外者の個人宅にFAXが234通も送られてきて、この間、受信音が鳴り続け、電話の使用にも影響が出たという。市は調査対象の事業所に電話や文書で回答先のファクス番号を訂正したとしている。
送信者が誤ったFAX番号に誤送信をするケースは散見されるが、印刷物に誤ったFAX番号を記載し誤送信につながった珍しいケースである。
市は再発防止のため記載内容の確認徹底や複数職員によるチェックを行い、メールによる回答方法も検討するとしている、としているが、この程度の管理もされていないことが市民にとっては驚きであろう。組織的な怠慢である。
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