業種 | マッチングサイト |
発生時期 | 2021/5/21 |
漏えい人数 | 1710000 |
事故概要 | 恋活・婚活マッチングアプリ大手「Omiai(オミアイ)」を運営するネットマーケティング(本社・東京、東証1部上場)は21日、会員情報を管理するサーバーが不正アクセスを受け、運転免許証など約171万件分の画像データが流出した可能性が高いと発表した。現時点で不正利用の情報はないとしているが、異常に気づいてから21日の公表・利用者への連絡開始まで3週間以上たっていた。 |
引用元 | Asahi |
事故の原因はチェックリストの下記項目が該当すると推察します。
20-1(第20条)安全管理措置 システム管理(不正アクセス防止)
システムに対する脅威や攻撃への防止策と監視体制を構築し、直ちに対抗策を構築していますか?
自社のシステムに対する新たな脅威や攻撃の手口を知り対策を社内共有し、対策行動の適格性と検証をする仕組みはできていますか?
常にOSや、アプリケーションソフトウェアを最新化して安全な状態にしていますか?
メールを介したウイルス感染防止として操作者教育と管理を徹底していますか?
パソコンにウイルス対策ソフトを入れていますか?さらにウイルス定義ファイル(コンピュータウイルスを検出するためのデータベースファイル「パターンファイル」とも呼ばれる)を自動更新するなど、パソコンをウイルスから守るための対策を行っていますか?
ログインIDにメールアドレス以外のIDを用意していますか?
ログイン時に2段階認証、2要素認証が可能な場合は設定していますか?
システム開発のテスト環境でウイルスチェックや不正侵入を防ぐセキュリティが甘くなっていませんか?
委託先にもまったく同じレベルで、個人情報の取扱い規則の周知徹底と監視監督をしていますか?
本件では、運転免許証や健康保険証、マイナンバーカードなどの画像データが漏えいしている。これらの画像データは悪用の可能性が十分に考えられ、危険な状況といえる。根本的な原因はデータを暗号化せず保存していたことと、マイナンバー法に違反していることである。つまり違法サイトである。
これだけ不正アクセスへの注意が呼びかけられいるのに、鈍感な企業は何も対策を取らない。不正アクセスを受けて情報流出してから慌てても手遅れである。しかもマイナンバー法に違反してマイナンバーを漫然と収集し、規則では裏面はとらないことになっていた、といいながら集め続けていたというのは企業統治を放棄しているのであり、企業としての艇をなしていないので直ちに廃業すべき事案である。やりなおしではなく解体して再構築である。
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