事故から学ぶ

弊社メールアカウントの不正利用に関するお詫びとご報告  デンヨー株式会社

事故概要

業種 製造メーカー
発生時期 2021/3/28-2021/3/19
漏えい人数 未発表
事故概要

弊社電子メールアカウントが第三者により不正アクセスを受け、当該アカウントから複数の不正メールが送信されるという事象が発生いたしました。メールアカウントを停止するまでの間メールボックスの内容を読み取られた可能性もありますが、現時点では具体的な被害は確認されておりません。
弊社としては、事象発覚を受け原因及び影響範囲を特定するための調査を最優先に進めておりますが、不正メールによる被害が拡大する前にこの度発生した事象について公表させて頂くことといたしました。関係者の皆様には、ご迷惑をお掛けする事態を招いたことを深くお詫び申し上げます。今後同様の事象が発生しないよう、より一層のセキュリティの強化を図り再発防止に努めて参ります。
ʷ記ʷ
1.発生状況
2021年3月28日22:29~29日0:45の時間帯に大量のメールが送信されたとの連絡をメールサーバー管理会社から受けました。
ドメインの1アカウントである「customer@denyo.co.jp」が不正利用されました。
2.対応
不正利用されたアカウントについては、乱数パスワードの変更を行いました。
3.原因及び影響
直接的な原因や影響範囲は不明ですが、不正利用されたアカウントのパスワードが解読されやすいものであったことが原因であったと推測しております。
4.当該ドメインからのメールを受信された皆様へ
上記の該当する時間帯に「customer@denyo.co.jp」からのメールを受信された方はメールを開かず、速やかに削除いただきますようお願いたします。

引用元 デンヨー株式会社

■ 事故原因

事故の原因はチェックリストの下記項目が該当すると推察します。

20-1(第20条)安全管理措置 システム管理(不正アクセス防止)

チェックリストにある要求ルール:

システムに対する脅威や攻撃への防止策と監視体制を構築し、直ちに対抗策を構築していますか?
自社のシステムに対する新たな脅威や攻撃の手口を知り対策を社内共有し、対策行動の適格性と検証をする仕組みはできていますか?
常にOSや、アプリケーションソフトウェアを最新化して安全な状態にしていますか?
メールを介したウイルス感染防止として操作者教育と管理を徹底していますか?
パソコンにウイルス対策ソフトを入れていますか?さらにウイルス定義ファイル(コンピュータウイルスを検出するためのデータベースファイル「パターンファイル」とも呼ばれる)を自動更新するなど、パソコンをウイルスから守るための対策を行っていますか?
ログインIDにメールアドレス以外のIDを用意していますか?
ログイン時に2段階認証、2要素認証が可能な場合は設定していますか?
システム開発のテスト環境でウイルスチェックや不正侵入を防ぐセキュリティが甘くなっていませんか?
委託先にもまったく同じレベルで、個人情報の取扱い規則の周知徹底と監視監督をしていますか?

■ 推奨対策

対策:

PWが簡単に破られるものだったとする自己評価が報告されている。

具体例:

クラウドサービスだからといって安心できない。
不正アクセスによる被害を防止するためには、入り口対策、サーバ内部対策、ファイル等を抜き取れないようにする出口防御対策の3面で行う必要がある。最近の不正アクセスは、ゆっくりと間をあけ、時々アクセスする形を取り、またIPアドレスもいくつも使い分け、一度失敗した手口は同じサイトには使わない、など、手間暇をかけて攻撃をしてくる標的型アクセスが増えてきた。狙いを定め侵入するまで手法を変えてくるため、防ぐのは中々厄介である点に注意がいる。ファイルの抜き取りも小口に分けて時々送信する形をとる。これにより入口、出口ともシステム感知がしにくい状態になる。サーバ内部対策はファイルへのアクセス制限とファイル自体の暗号化をしておくことである。不正アクセスにより犯罪者の手でファイルを暗号化されてしまうことがあるが、自らの手で暗号化しておけば万一抜き取られたときに、犯罪者に読み解かれるリスクは軽減される。

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