事故から学ぶ

PCパーツ通販に不正アクセス – クレカ情報流出、悪用された可能性

事故概要

業種 ECサイト
発生時期 2020/7/3
漏えい人数 714
事故概要

パソコンパーツを扱うオンラインショッピングサイト「OVERCLOCK WORKS」が不正アクセスを受け、クレジットカード情報が外部に流出し、悪用された可能性があることがわかった。
同サイトを運営するアントラックによれば、システムに脆弱性が存在し、外部より不正アクセスを受けたもの。同サイトで利用されたクレジットカード情報が外部に流出し、一部が不正に利用された可能性がある。
2019年6月18日から2020年7月3日にかけて同サイトでクレジットカード決済を利用した顧客714人が対象で、クレジットカードの名義、番号、有効期限、セキュリティコードを窃取されたおそれがあるという。
クレジットカード会社から7月3日に情報流出の可能性について指摘があり、問題が発覚。決済を停止するとともに調査を行っていた。
9月15日に外部事業者による調査が完了し、同社では11月27日に警察へ被害を申告するとともに、個人情報保護委員会へ12月4日に報告を行っている。
関連する顧客に対して12月23日よりメールや書面を通じて連絡を取り、経緯を説明するとともに謝罪。身に覚えのない請求などが行われていないか確認するよう求めている。

引用元 Security NEXT

■ 事故原因

事故の原因はチェックリストの下記項目が該当すると推察します。

20-1(第20条)安全管理措置 システム管理(不正アクセス防止)

チェックリストにある要求ルール:

システムに対する脅威や攻撃への防止策と監視体制を構築し、直ちに対抗策を構築していますか?
自社のシステムに対する新たな脅威や攻撃の手口を知り対策を社内共有し、対策行動の適格性と検証をする仕組みはできていますか?
常にOSや、アプリケーションソフトウェアを最新化して安全な状態にしていますか?
メールを介したウイルス感染防止として操作者教育と管理を徹底していますか?
パソコンにウイルス対策ソフトを入れていますか?さらにウイルス定義ファイル(コンピュータウイルスを検出するためのデータベースファイル「パターンファイル」とも呼ばれる)を自動更新するなど、パソコンをウイルスから守るための対策を行っていますか?
ログインIDにメールアドレス以外のIDを用意していますか?
ログイン時に2段階認証、2要素認証が可能な場合は設定していますか?
システム開発のテスト環境でウイルスチェックや不正侵入を防ぐセキュリティが甘くなっていませんか?
委託先にもまったく同じレベルで、個人情報の取扱い規則の周知徹底と監視監督をしていますか?

■ 推奨対策

対策:

このところ不正アクセスによる被害が増加している。不正アクセスによる被害は色々あるが、侵入されてしまったあとでは、漏えいした情報を回収できず漏えい対象者の心理的不安と、のちに何らかの実害が生じることがあり、経過を注意深く見ていく必要がある。

具体例:

不正アクセスによる被害を防止するためには、入り口対策、サーバ内部対策、ファイル等を抜き取れないようにする出口防御対策の3面で行う必要がある。最近の不正アクセスは、ゆっくりと間をあけ、時々アクセスする形を取り、またIPアドレスもいくつも使い分け、一度失敗した手口は同じサイトには使わない、など、手間暇をかけて攻撃をしてくる標的型アクセスが増えてきた。狙いを定め侵入するまで手法を変えてくるため、防ぐのは中々厄介である点に注意がいる。ファイルの抜き取りも小口に分けて時々送信する形をとる。これにより入口、出口ともシステム感知がしにくい状態になる。サーバ内部対策はファイルへのアクセス制限とファイル自体の暗号化をしておくことである。不正アクセスにより犯罪者の手でファイルを暗号化されてしまうことがあるが、自らの手で暗号化しておけば万一抜き取られたときに、犯罪者に読み解かれるリスクは軽減される。

ご入会のお手続きはこちら

会費のお支払い方法は、クレジットカード払いと口座振替の2種類お選びいただけます。 (会費のお支払方法により、入会手続きが異なります。) 詳しくは、「ご入会の流れについて」をご確認ください。