事故から学ぶ

新型コロナウイルス感染症の自宅療養者に向けて配食先リストついて修正し忘れ元の患者1人へ誤って配送。本来の配達先となる患者の氏名と電話番号が流出

事故概要

業種 大阪府
発生時期 2020/11/25
漏えい人数 1
事故概要

大阪府では新型コロナウイルス感染症の自宅療養者に向けて配食サービスを展開しているが、池田保健所において「自宅療養配食希望者リスト」の配送先リストの作成時にミスがあった。
別の患者のリストをコピーし、作成したところ、住所について修正し忘れ、11月25日にコピー元の患者1人へ誤って配送。本来の配達先となる患者の氏名と電話番号が流出した。
同府では事故を受けて、いずれも対象となる関係者に対し、経緯の説明と謝罪を行っている。

引用元 Security NEXT

■ 事故原因

事故の原因はチェックリストの下記項目が該当すると推察します。

20-13(第20条)安全管理措置
(第21条)従業者の監督 作業ルールの徹底(郵送・宅配の誤送付防止)

チェックリストにある要求ルール:

個人情報を含む重要情報を出力、郵送送付や宅配をする場合、本当に送付する必要があるか、同封書類に誤りがないか、不要な情報が含まれていないか、送付先に誤りがないか作業者と確認者の二重で確認をしていますか。送付記録をつけていますか?
個人情報を同封する場合、封筒の宛名と同封書類の個人情報を突き合わせ、誤封入と誤送信を防止していますか?
個人情報を郵送する場合、書留などの追跡可能な郵便を利用していますか。
個人情報を郵送する場合、直接郵便窓口に持参するなど、郵便局への引き渡しを確実なものにしていますか?
圧着ハガキは裏面が剥がれにくい秘密保持に適したタイプを選択していますか?
委託先にもまったく同じレベルで、個人情報の取扱い規則の周知徹底と監視監督をしていますか?
八間違えの宛名シールの上に別の人の宛名シールを貼らないでください。はがすと前の人の宛名が見えることがあります。

■ 推奨対策

対策:

個人情報を扱う現場の作業では、あらゆるところで個人情報漏えいのリスクがある。今回の例もその典型である。紙を紛失するな、USBは使うな、メールアドレスは間違えるな、など防止策の指示はたくさん飛ぶが、元データが誤っている場合は、少し次元の違う管理が必要である。

具体例:

元データの修正忘れを確認する方法はいくつか考えられるが、徹底的に実践するには組織対応が必要である。
修正要請があった場合、本当に修正してよいのか、修正データは合っているのか、いつ修正するのか、修正したら誰に確認をしてもらうのか、確認者は習性の必然性、条件、内容すべてにおいて確認したのか、などやることは多い。
住所を修正して、というだけの動作でもこれだけの要素に配慮しなければならないのが個人情報保護の重みである。
組織として引き締めを図る方法を考えて頂きたい。

ご入会のお手続きはこちら

会費のお支払い方法は、クレジットカード払いと口座振替の2種類お選びいただけます。 (会費のお支払方法により、入会手続きが異なります。) 詳しくは、「ご入会の流れについて」をご確認ください。