業種 | 京都府立医科大付属病院 |
発生時期 | 2020/12/11 |
漏えい人数 | 95 |
事故概要 | 京都府立医科大付属病院は11日、女性医師が患者95人分のIDや病歴など研究に使う個人情報が入ったノートパソコンを紛失したと発表した。氏名や住所はなく、インターネットなどへの情報流出なども確認されていないという。 |
引用元 | 京都新聞 |
事故の原因はチェックリストの下記項目が該当すると推察します。
20-11(第20条)安全管理措置 作業ルールの徹底(保管管理と情報漏えい防止、事務所内での紛失防止)
情報漏えい、盗難防止などの教育を定期的に実施していますか?
社内の整理整頓は徹底されていますか?
個人情報が記載されたを書類を、机の上に放置せず、書庫に保管し施錠するなど、漏えいを防止していますか?
事業所外で個人情報が記載された書類やPCなどを置いたまま、離籍していませんか?
個人情報を所定の保管庫から出し入れする際は、管理記録を個人名付きで記録していますか?また保管庫の施錠は2名以上で確認をしていますか?
許可を得ていないUSBなどの簡易型データ保存装置の、PCへの接続制限はかけていますか。
データが保存されているPCやファイルサーバから、USBなどにデータコピーが行われた場合、管理者に警告が出たり、ログが残るようにしていますか?
書類や書類の写しを勝手に持ち出せないように、教育の徹底と抜き打ち検査、書類保管場所の点検を不定期に実施していますか?
委託先にもまったく同じレベルで、個人情報の取扱い規則の周知徹底と監視監督をしていますか?
不正に持ち出した場合の罰則規定を設けていますか?
紛失と盗難の2種類の原因が発表されているが、無くなった理由がわからない、という状況を示しているのだろう。
複数の人が出入りする研究室は、無人になっても施錠していないことが多いため、無造作に置いた情報機器や書類の紛失事故が時々発生している。情報を扱う人の自覚欠如が原因である。
鍵がかかる個人用のキャビネットかロッカーの設置をお勧めする。
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