事故から学ぶ

一時閉鎖していた「長崎市平和・原爆総合ページ」について公開を再開しました(一部を除く)

事故概要

業種 長崎市
発生時期 2020/12/5
漏えい人数 0
事故概要

ホームページ「平和・原爆」の中にある「平和・原爆総合ページ」は、一部ページに改ざんがあったことから、一時的にページ全体を閉鎖していましたが、改ざんが見つかったポータルサイト「長崎原爆の記憶」以外のページは安全が確認できましたので、12月5日(土)午前11時に「長崎原爆の記憶」を除く「長崎市平和・原爆総合ページ」の公開を再開しました。
今回の再開にあたっては、「長崎原爆の記憶」を除く「長崎市平和・原爆総合ページ」について、次の対応を行いました。
インターネットからWebサーバーに対する攻撃を防ぐWAF(ウェブ・アプリケーション・ファイアウォール)を導入し、サーバー入口でのセキュリティ対策を強化
「長崎市平和・原爆総合ページ」に使用しているソフトウェアについて、セキュリティ対策が実施された最新バージョンであることを確認
「長崎市平和・原爆総合ページ」はマルウェア対策で常時監視しており、異常が発生した報告がないことから改ざんが行われていないと判断
万全を期すため、サイトページを職員が目視し、異常がないことを確認
なお、ポータルサイト「長崎原爆の記憶」については、引き続き緊急メンテナンスのため、一時閉鎖を継続します。

引用元 長崎市

■ 事故原因

事故の原因はチェックリストの下記項目が該当すると推察します。

20-1(第20条)安全管理措置 システム管理(不正アクセス防止)

チェックリストにある要求ルール:

システムに対する脅威や攻撃への防止策と監視体制を構築し、直ちに対抗策を構築していますか?
自社のシステムに対する新たな脅威や攻撃の手口を知り対策を社内共有し、対策行動の適格性と検証をする仕組みはできていますか?
常にOSや、アプリケーションソフトウェアを最新化して安全な状態にしていますか?
メールを介したウイルス感染防止として操作者教育と管理を徹底していますか?
パソコンにウイルス対策ソフトを入れていますか?さらにウイルス定義ファイル(コンピュータウイルスを検出するためのデータベースファイル「パターンファイル」とも呼ばれる)を自動更新するなど、パソコンをウイルスから守るための対策を行っていますか?
ログインIDにメールアドレス以外のIDを用意していますか?
ログイン時に2段階認証、2要素認証が可能な場合は設定していますか?
システム開発のテスト環境でウイルスチェックや不正侵入を防ぐセキュリティが甘くなっていませんか?
委託先にもまったく同じレベルで、個人情報の取扱い規則の周知徹底と監視監督をしていますか?

■ 推奨対策

対策:

このところ不正アクセスによる被害が増加している。不正アクセスによる被害は色々あるが、侵入されてしまったあとでは、漏えいした情報を回収できず漏えい対象者の心理的不安と、のちに何らかの実害が生じることがあり、経過を注意深く見ていく必要がある。

具体例:

不正アクセスによる被害を防止するためには、入り口対策、サーバ内部対策、ファイル等を抜き取れないようにする出口防御対策の3面で行う必要がある。最近の不正アクセスは、ゆっくりと間をあけ、時々アクセスする形を取り、またIPアドレスもいくつも使い分け、一度失敗した手口は同じサイトには使わない、など、手間暇をかけて攻撃をしてくる標的型アクセスが増えてきた。狙いを定め侵入するまで手法を変えてくるため、防ぐのは中々厄介である点に注意がいる。ファイルの抜き取りも小口に分けて時々送信する形をとる。これにより入口、出口ともシステム感知がしにくい状態になる。サーバ内部対策はファイルへのアクセス制限とファイル自体の暗号化をしておくことである。不正アクセスにより犯罪者の手でファイルを暗号化されてしまうことがあるが、自らの手で暗号化しておけば万一抜き取られたときに、犯罪者に読み解かれるリスクは軽減される。

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