事故から学ぶ

カプコン、情報流出か サイバー攻撃、金銭要求される

事故概要

業種 ゲーム開発
発生時期 2020/11/9
漏えい人数 350,000
事故概要

企業の機密情報を盗んで金銭を要求するサイバー犯罪集団が、大手ゲーム会社「カプコン」(大阪市中央区)にサイバー攻撃を仕掛け、同社の内部情報や個人情報とみられる大量の文書をインターネット上に公開したことが、関係者への取材で判明した。グループは仮想通貨(暗号資産)を要求し、日本時間の11日午前8時までに連絡するよう求めていた。相談を受けた大阪府警が情報収集を進めている。約35万件の個人情報が漏えい対象
関係者によると、グループは「RAGNAR LOCKER(ラグナロッカー)」と名乗っている。カプコンのネットワークに攻撃を仕掛け、同社の顧客や従業員の個人情報、業務上の情報などを含む約1テラバイトのデータを入手したとする声明を、9日にネット上で発表。仮想通貨の支払いを求め、取引に応じればデータを消去するとしていた。

引用元 毎日新聞

■ 事故原因

事故の原因はチェックリストの下記項目が該当すると推察します。

20-1(第20条)安全管理措置 システム管理(不正アクセス防止)

チェックリストにある要求ルール:

システムに対する脅威や攻撃への防止策と監視体制を構築し、直ちに対抗策を構築していますか?
自社のシステムに対する新たな脅威や攻撃の手口を知り対策を社内共有し、対策行動の適格性と検証をする仕組みはできていますか?
常にOSや、アプリケーションソフトウェアを最新化して安全な状態にしていますか?
メールを介したウイルス感染防止として操作者教育と管理を徹底していますか?
パソコンにウイルス対策ソフトを入れていますか?さらにウイルス定義ファイル(コンピュータウイルスを検出するためのデータベースファイル「パターンファイル」とも呼ばれる)を自動更新するなど、パソコンをウイルスから守るための対策を行っていますか?
ログインIDにメールアドレス以外のIDを用意していますか?
ログイン時に2段階認証、2要素認証が可能な場合は設定していますか?
システム開発のテスト環境でウイルスチェックや不正侵入を防ぐセキュリティが甘くなっていませんか?
委託先にもまったく同じレベルで、個人情報の取扱い規則の周知徹底と監視監督をしていますか?

■ 推奨対策

対策:

このところ不正アクセスによる被害が増加している。不正アクセスによる被害は色々あるが、侵入されてしまったあとでは、漏えいした情報を回収できず漏えい対象者の心理的不安と、のちに何らかの実害が生じることがあり、経過を注意深く見ていく必要がある。

具体例:

不正アクセスによる被害を防止するためには、入り口対策、サーバ内部対策、ファイル等を抜き取れないようにする出口防御対策の3面で行う必要がある。最近の不正アクセスは、ゆっくりと間をあけ、時々アクセスする形を取り、またIPアドレスもいくつも使い分け、一度失敗した手口は同じサイトには使わない、など、手間暇をかけて攻撃をしてくる標的型アクセスが増えてきた。狙いを定め侵入するまで手法を変えてくるため、防ぐのは中々厄介である点に注意がいる。ファイルの抜き取りも小口に分けて時々送信する形をとる。これにより入口、出口ともシステム感知がしにくい状態になる。サーバ内部対策はファイルへのアクセス制限とファイル自体の暗号化をしておくことである。不正アクセスにより犯罪者の手でファイルを暗号化されてしまうことがあるが、自らの手で暗号化しておけば万一抜き取られたときに、犯罪者に読み解かれるリスクは軽減される。

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