事故から学ぶ

グルメアプリに不正アクセスの可能性 – ユーザー情報流出か

事故概要

業種 携帯アプリ
発生時期 2020/7/16
漏えい人数 未発表
事故概要

グルメアプリ「キッチハイク」の利用者情報が外部に流出した可能性があることがわかった。不正アクセスを受けた可能性が高いとして原因調査を行っている段階だが、サーバを移行してサービスを再開したという。
同サービスを運営するキッチハイクによれば、7月16日に外部のセキュリティ専門家からインシデントが生じている可能性があるとの指摘があり、問題が判明したもの。
同月20日にユーザーに定期的なパスワードの変更を求めるメールを送信。翌21日にユーザーの新規登録とサービスを停止した。
同社は、情報流出の有無、原因、経路については調査を進めているが、第三者による不正アクセスの可能性が高いとしており、8月中旬をめどに原因や被害範囲を特定し、アナウンスを行う予定。セキュリティ体制の強化については、9月以降となる見通し。
その一方で、不正アクセスを受けたサービスについては、不正アクセスを遮断する初動対応として同月21日よりサーバの移行作業を実施したと同社は説明。原因が特定されていない状況だが、移行作業を完了したとして翌22日より新規登録とサービスを再開したという。
サービスの利用者に対しては、パスワードの変更を求めるとともに、同サービスと同じIDやパスワードなどを他サービスで使いまわしている場合は、パスワードを変更するよう利用者に注意を呼びかけている。

引用元 Security NEXT

■ 事故原因

事故の原因はチェックリストの下記項目が該当すると推察します。

20-1(第20条)安全管理措置 システム管理(不正アクセス防止)

チェックリストにある要求ルール:

システムに対する脅威や攻撃への防止策と監視体制を構築し、直ちに対抗策を構築していますか?
自社のシステムに対する新たな脅威や攻撃の手口を知り対策を社内共有し、対策行動の適格性と検証をする仕組みはできていますか?
常にOSや、アプリケーションソフトウェアを最新化して安全な状態にしていますか?
パソコンにウイルス対策ソフトを入れていますか?さらにウイルス定義ファイル(コンピュータウイルスを検出するためのデータベースファイル「パターンファイル」とも呼ばれる)を自動更新するなど、パソコンをウイルスから守るための対策を行っていますか?
ログインIDにメールアドレス以外のIDを用意していますか?
ログイン時に2段階認証、2要素認証が可能な場合は設定していますか?
システム開発のテスト環境でウイルスチェックや不正侵入を防ぐセキュリティが甘くなっていませんか?

■ 推奨対策

対策:

外部のセキュリティ会社からの通報を受けて発覚したとのことで、それなりのセキュリティ対策は講じていたとは思われるが、残念だが不十分だったという評価になる。
セキュリティ費用はやるだけ高額になるが、事業の信頼度とのトレードオフでもあるため、社長の給与を減らしても対策せよ、が合言葉である。

具体例:

セキュリティ対策をいくらしてもキリがない、と嘆く経営者がいらっしゃるが、手を抜いたら大事故になるため経営資源の多くを費やさざるを得ない。
どこまでやるか、という加減を聞かれるが、空き巣対策と同じで「隣より少しだけ厳しいセキュリティ」がレベル感と言われる。違う言葉で言うと、鍵がかかっていない窓が無いか常に見て回ることでもある程度の効果がある。
大量の個人情報を扱うなら今のレベルの3段上、という格言もあるので、不正アクセスを発見した外部セキュリティの専門家と良く相談し、少なくとも今回の不正アクセスと同レベルのアタックは防げるように対策を講じて頂きたい。

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