業種 | 携帯アプリ |
発生時期 | 2020/7/16 |
漏えい人数 | 未発表 |
事故概要 | グルメアプリ「キッチハイク」の利用者情報が外部に流出した可能性があることがわかった。不正アクセスを受けた可能性が高いとして原因調査を行っている段階だが、サーバを移行してサービスを再開したという。 |
引用元 | Security NEXT |
事故の原因はチェックリストの下記項目が該当すると推察します。
20-1(第20条)安全管理措置 システム管理(不正アクセス防止)
システムに対する脅威や攻撃への防止策と監視体制を構築し、直ちに対抗策を構築していますか?
自社のシステムに対する新たな脅威や攻撃の手口を知り対策を社内共有し、対策行動の適格性と検証をする仕組みはできていますか?
常にOSや、アプリケーションソフトウェアを最新化して安全な状態にしていますか?
パソコンにウイルス対策ソフトを入れていますか?さらにウイルス定義ファイル(コンピュータウイルスを検出するためのデータベースファイル「パターンファイル」とも呼ばれる)を自動更新するなど、パソコンをウイルスから守るための対策を行っていますか?
ログインIDにメールアドレス以外のIDを用意していますか?
ログイン時に2段階認証、2要素認証が可能な場合は設定していますか?
システム開発のテスト環境でウイルスチェックや不正侵入を防ぐセキュリティが甘くなっていませんか?
外部のセキュリティ会社からの通報を受けて発覚したとのことで、それなりのセキュリティ対策は講じていたとは思われるが、残念だが不十分だったという評価になる。
セキュリティ費用はやるだけ高額になるが、事業の信頼度とのトレードオフでもあるため、社長の給与を減らしても対策せよ、が合言葉である。
セキュリティ対策をいくらしてもキリがない、と嘆く経営者がいらっしゃるが、手を抜いたら大事故になるため経営資源の多くを費やさざるを得ない。
どこまでやるか、という加減を聞かれるが、空き巣対策と同じで「隣より少しだけ厳しいセキュリティ」がレベル感と言われる。違う言葉で言うと、鍵がかかっていない窓が無いか常に見て回ることでもある程度の効果がある。
大量の個人情報を扱うなら今のレベルの3段上、という格言もあるので、不正アクセスを発見した外部セキュリティの専門家と良く相談し、少なくとも今回の不正アクセスと同レベルのアタックは防げるように対策を講じて頂きたい。
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