業種 | 製造メーカー |
発生時期 | 2020/7/15 |
漏えい人数 | 443 |
事故概要 | このたび、当社従業員の不注意により、インターンシップにご応募いただいた学生の個人情報を電子メールで流出させる事態が発生いたしました。このような事態を招いたことを重く受け止め、個人情報の取り扱い及び情報セキュリティに関する社内教育ならびに管理体制のさらなる強化に取り組み、再発防止に努めてまいります。 |
引用元 | 住友重機械工業株式会社 |
事故の原因はチェックリストの下記項目が該当すると推察します。
20-6(第20条)安全管理措置 パソコン利用教育(メール送信・添付ファイル送信ルール)
重要情報や個人情報をメールで送る時は,メール本文に記載せず、重要情報は添付ファイル形式にして、さらにパスワード保護するなどのように、重要情報の保護をしていますか?
メールに添付する場合、不要なファイルを添付していないか確認していますか?
電子メールの送信先に誤ったファイルが添付されていないか、ファイルを開いて確認してから送信していますか?
重要情報が含まれる電子メールを送る前には、送信アドレスを再確認していますか?自分以外の人にも確認をしてもらっていますか?
複数の相手先への送信時はTOではなくBCCを使用していますか?
似たアドレスや似た名前の人のメールアドレスは、注意して確認していますか?
データ送信時に不要な個人情報が含まれていないことを、複数の人で確認していますか?
原因は従業員が、メールアドレスの入力間違いにより、ファイルを添付して送信、というように読める。
2つの原因が重なっていると考えられる。
ひとつは、そもそも社内向けであるべきメールを学生に送ったこと?これは送信先選択ミスであり、対策は複数あるが、社内メールだと確認が甘いところが多い。
もうひとつは添付ファイルの暗号化処理がされていないこと。社内あるファイルを社内メールで送信する、という状況もありうるであろうが、個人情報が入っているファイルは暗号化しておくべきである。
「個人情報を電子メールで送信する際に遵守すべき事項を社内に周知徹底し、個人情報保護及び情報セキュリティ教育を徹底する」というルールがあるとして、守れないことへの組織的な反省が本質論であろう。
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