業種 | 大学 |
発生時期 | 2020/7/9 |
漏えい人数 | 104 |
事故概要 | このたび、本学理学部元職員が、在職中の令和元年6月頃と同年9月頃に、理学部研究室で管理していた卒業生名簿のうち計104人分の個人情報(住所、氏名、ふりがな)を議員事務所・後援会事務所の2カ所へ紙媒体で提供していたことが判明しました。 |
引用元 | 愛媛大学 |
事故の原因はチェックリストの下記項目が該当すると推察します。
21-21(第20条)安全管理措置(私的利用の禁止・防止)
業務上知り得た個人情報を、私的に利用したり他人と共有しないように教育していますか?
私的流用、私的利用をした場合、厳罰に処する規定を設け従業者に対する教育を徹底していますか。
私的利用した場合、窃盗などの罪で警察に相談する旨の手順を整え、その手順を従業者にも告知することで、悪用の抑止することを実施していますか。
個人情報を扱う職員の自制心次第で漏えいするリスクがあるが、これが顕在化した事案である。
そのときの心理状態も影響するため、ひとつの対策では効果が出にくいことも知られている。
日頃の職場環境と雰囲気作りが防止策の着手ポイントである。
違反には次のようなパターンがあります。
確定的故意(壊してやる、漏えいさせてやる、などよからぬ結果を意図した行為)
未必の故意(漏れても構わないと思った、などよからぬ結果を許容した行為)
認識のある過失(漏れるかもしれない、という不安はありながら行った行為)
認識のない過失(この行為で漏れるとは考えもせず、よからぬ結果が出てはじめて認識したという行為
今回のケースが、いい恰好をしたのか、断ることができなかったのか、本人の心理面は分かりませんが、職場全体の雰囲気が甘いと隙が生まれ違反を誘発します。
対策の抜け漏れをPDCAでつぶしていく雰囲気を醸成させること。
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